フードバレーとかち人材育成事業では,令和元年度の特別講習として,農業経営の法人化を検討している方や,農業の法人経営に興味をお持ちの方を対象に「農業経営者向け経営戦略セミナー」を下記のとおり開催し,農業者,農業支援団体,金融機関等の関係者,延べ163名の参加がありました。
第1回目は,10月23日(水),竹川会計事務所 所長 竹川 博之氏を講師に「農業経営の展開と法人経営の組織」と題して法人化を考える前提として,複数農家で構成する農事組合法人,6次産業化などで農業生産以外の事業に取り組む場合の会社,法人,家族経営を主体にした一戸一法人等,農業経営の事業展開とそれにあわせた法人経営の組織について講演していただきました。
第2回目は,10月29日(火),竹川会計事務所 所長 竹川 博之氏を講師に「農業者の承継と法人経営の考え方」と題して,法人化後,事業を承継するタイミング,税金の考え方など,法人経営の考え方について,事例を通して講演していただきました。
第3回目は,11月13日(水),藤井牧場 代表 藤井 雄一郎氏より,「社員と共に成長する牧場を目指して」と題して講演していただきました。農業・酪農業では,ほかの産業と同じく雇用の確保が大きな課題となっており,経営理念を「牛も人もどんどん育てる牧場」として,社員の定着・教育に力を入れている富良野・藤井牧場の取組について紹介していただきました。
第4回目は,12月23日(月),中小企業家同友会とかち支部農業経営部会との合同開催で,農林水産省 経営共同組織課長 日向 彰氏より,「地域農協や農業者の未来への期待」と題し,進展する農政改革の現状も踏まえて,地方における農協の役割と農業者の役目について講演していただきました。
- 竹川 博之氏
- 竹川 博之氏
- 藤井 雄一郎氏
- 日向 彰氏