研究シーズ

  • 2. 飢餓をゼロに
  • 15. 陸の豊かさも守ろう

昆虫の能力を利用した害虫防除、食糧生産、環境保全

キーワード
研究者名 熊野 了州 教授
所属

研究域環境農学研究部門/環境生態学分野/環境生態学系

専門分野 昆虫生態学行動生態学害虫管理学
メールアドレス
関連サイト https://sites.google.com/site/kumanonorikuni/

研究内容の特徴

我々の日々の生活において、花粉を媒介するハチやアブ、家畜の糞尿を地中へと埋め込む糞虫など、食糧生産や物質循環において昆虫の存在は欠かすことのできない存在です。こうした昆虫の生態を「行動」の側面から解き明かすことで、持続的な生物多様性保全を目指します。

技術アピール・マッチングニーズ

これまでの研究テーマの例

  • 北海道での侵入生物の生態解明(カブトムシ、マルハナバチなど)
  • イモゾウムシの共生細菌の機能や近親交配回避機構の解明
  • カボチャ圃場におけるマルハナバチ類の花粉媒介行動の解明
  • カブトムシの資源配分と角のかたちの解明

参考資料等

世界的に申告な害虫であるイモゾウムシは、日本では「不妊虫放飼法」による駆除が進められている。
気候変動や物流の拡大により、北海道で分布を広げているカブトムシ
エゾオオマルハナバチを含むマルハナバチ類の在来種は個体数を大きく減少させている。