馬介在活動室が取り組む「人と馬の絆による教育・研究・社会貢献活動」が,令和2年度北海道福祉のまちづくり賞(活動部門)を受賞しました。
北海道福祉のまちづくり賞は,福祉的配慮に優れた事例を広く道民や関係事業者に紹介し,普及啓発を図ることを目的に,「公共施設部門」,「活動部門」,「福祉用具部門」の3部門で表彰を行っています。
帯広畜産大学では,2014年に馬介在活動室(室長 南保泰雄教授)を設置し,「人と馬の絆による教育・研究・社会貢献活動」を,学生の協力を得ながら組織的に実施してきました。中でも,障がい者への乗馬体験事業(社会貢献活動)を中心に,障がい者乗馬に関わる教職員及び学生への技術指導(教育活動),障がい者に適した乗馬の生産に関する研究(研究活動)など,精力的に活動を展開しています。
このたびの受賞は,昔から十勝地域で身近な存在である「馬」と「人」の絆をもとに,教育や研究といった大学の特色を活かしながら,障がいのある方への支援活動を実施していることが総合的に評価されたものです。
今年度は新型コロナウイルスの影響により,残念ながら障がい者乗馬事業を中止しておりますが,オンラインを活用した学生及び教職員への技術指導教育や,障がい者乗馬に適した馬の生産に関する研究活動を引き続き実施しております。今後も人間と馬が共存できる豊かで潤いのある社会づくりへの貢献を目指していきます。