研究シーズ

  • 3. 全ての人に健康と福祉を
  • 4. 質の高い教育をみんなに
  • 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう

宿主免疫と寄生虫によって引き起こされる病態の解明

キーワード
寄生虫病理
研究者名
所属

原虫病研究センター診断治療研究部門/先端予防治療学分野

専門分野 獣医病理感染症病理
メールアドレス

研究内容の特徴

  • 原虫感染症は細菌感染症に比べ、病原体の数は少ないにもかかわらず形成される病変は広範におよぶ。それには細菌感染症とは異なる原虫病ならではの病態メカニズムがあると考え、その病態発生を病理学的な手法を駆使して解明したい。
  • 様々な原虫に共通する病態と原虫ごとに異なる病態を比較することで、原虫病をより詳細に描出したい。

技術アピール・マッチングニーズ

  • 通常の病理学的な解析手法に加え、低真空SEMやTEMを用いて解析を行なっている。
  • マウスを用いた感染モデルを使用して、in vitroの系で効果が確認された薬剤の効果や安全性を評価できる。
  •  免疫組織学によって寄生虫感染が疑われる症例の病理鑑定ができる。

参考資料等

ネオスポラによる牛の脳炎(HE染色)
病変部のネオスポラのシスト
毛細血管から脳に侵入したトキソプラズ
マのタキゾイト(LFB-HE染色)
毛細血管の損傷とトキソプラズマタキゾ
イト(免疫染色)