令和6年度 帯広畜産大学 地域共創ファンド

1.募集趣旨

帯広畜産大学では、研究成果の円滑な社会実装を目指し、令和3年3月より企業等集積プラットフォーム を立ち上げました。同プラットフォームでは、大学の研究活動をより深く知っていただくため情報発信のほか、ミニ交流会や教育セミナーなどの開催を通して、大学へ相談しやすい環境づくりや大学と企業等との連携を促す取組みを行っています。

帯広畜産大学地域共創ファンドは、北海道の産業振興、道内企業等の課題解決や人材育成等のため、プラットフォーム参画機関と大学との連携による研究開発コンソーシアムの構築及び共同研究の推進について支援するものです。

また今回は、令和 6 年 10 月に発足した次世代農畜産技術実証センターと連携し、大学の実証研究環境を整備するための設備支援を対象にした公募を併せて行います。

2.募集内容

大学と企業等が連携し、北海道の地域課題解決や経済及び産業発展へ貢献しうる共同研究課題や研究成果の社会実装を加速させる取組みについて、研究代表者となる本学教員に対して資金の支援を行います。

※ 適切な水準に達した課題がない場合は採択0件になることもあります。

(1)支援型について

A)技術実証研究/環境設備支援型(100~500万円×3件)
 *連携タイプ「学内2名以上の教員」
  基礎研究成果を実際の現場で実証するための研究あるいは環境整備(実験機器や分析装置を
  含む)するための資金

B)コンソーシアム形成支援型(最大30万円×1件)
 *連携タイプ「教員と企業等」
  新たな研究開発を行うための連携機関を集め、コンソーシアムを構築するための資金

C)共同研究加速型(最大60万円×1件)
 *連携タイプ「教員と企業等」
  企業等集積プラットフォームに入会している企業等との共同研究を加速させるための資金

(2)申請資格者

帯広畜産大学に所属する教員を研究代表者(申請者)とします。

A)については、複数の学内教員で連携した提案であること。これまでの基礎的研究をもとにした
実証研究であるとともに社会実装力の強化につながる課題であること*1。また、既に外部資金を獲
得し、研究活動を加速化させようとする課題を優先的に採択します。
B)及びについては、企業等集積プラットフォームの入会企業等との連名であること*2。

(注釈) 
 *1)これまで企業等と連名で競争的資金に申請したが不採択となった研究課題で、データを追加
    すれば来年度の採択が期待されるものを優先的に採択します。
 *2)まだ共同研究先の企業等が、企業等集積プラットフォームの入会が済んでいない場合、
    以下よりお申し込みください。
    URL: http://univ.obihiro.ac.jp/~platform/

(3)支援対象経費

経費の使途と研究内容との関連を明確にした上で計画し、帯広畜産大学地域共創ファンド申請書
(様式1)に明記してください。

A)技術実証研究/環境設備支援型
  消耗品費、備品費(他の予算と合わせた備品購入も可)等*3。
  ただし、本資金で購入した備品は、支援期間終了後に教員管理の共通機器として帯広畜産大学
  共同利用設備ステーションに登録していただきます。
B)コンソーシアム形成支援型
  セミナー・会議費、旅費、消耗品費等*4。
C)共同研究加速型
  消耗品費、分析費、旅費、備品費(他の予算と合わせた備品購入も可)等*3. 4

 (注釈) 
 *3)他の予算と合わせた備品購入する場合は、申請者より予算管理者へご相談ください。
 *4)企業等と連携した研究開発活動の支援を目的としているため、学会参加費・研究成果発表費
    (論文審査料・論文投稿料)等、学術的な活動に関する予算は対象外とします。

※なお、研究期間終了時に研究費の残額があった場合は、残額分を返還いただきますので計画的な
 執行をお願いいたします。
※限られた財源のなかで、取組みを最大限活性化させるという観点から、本共同研究を実施するに
 あたり必要な直接的経費のみ計上できることとします。

(4)研究分担者

各支援型の条件を前提に、帯広畜産大学の所属教員に限らず、他大学の教員、公的研究機関や民間
企業の研究員等(企業等集積プラットフォームに入会している者に限る)についても、研究分担者
として研究に参加できます。特に支援型B),C)においては小樽商科大学や北見工業大学の研究者も
参画する申請を歓迎します。

3.申請方法

(1)事前相談

本事業へ申請を検討している具体的な課題について、事前に担当(URA等)と面談を行って下さい。
  
 【応募先及びお問合せ先】
  帯広畜産大学産学連携センター(担当:東・高橋)
  電話:0155-49-5540/5771 |メール:crcenter@obihiro.ac.jp

(2)申請書類

帯広畜産大学地域共創ファンド申請書(様式1)を帯広畜産大学産学連携センターまでメールで
提出してください。
※申請書類等は、下記からダウンロードしてください。
  ● 令和6年度 帯広畜産大学地域共創ファンド公募要項)
  ● 帯広畜産大学地域共創ファンド申請書(様式1)(Word)
  ● 帯広畜産大学地域共創ファンド報告書(様式2)(Word)

※申請書には上記面談によるURA等の見解も記載してください。

(3)申請書提出期限

   令和6年11月25日(月)必着

4.審査及び審査結果

審査は帯広畜産大学産学連携センター長が行い、3週間を目途に申請者へ審査結果を通知します。
なお、申請内容により、必要に応じて産学連携センター教員による個別のヒアリングを行う場合が
あります。また、審査の結果、採択額が申請額より減額となる場合があります。
※採択決定後、研究課題名及び研究代表者名をウェブサイトで公表します。
※審査は下記の観点で行います。
 【評価の観点】
 A)技術実証研究/環境設備支援型
   1.研究活動の目標及び計画
   2.本件が必要な理由
   3.設備導入による研究の進展性、他の研究者や地域内組織等との連携醸成の可能性
   4.令和7年度に期待される成果
 B)コンソーシアム形成支援型
   1.地域性・独自性
   2.参画機関の意欲、実効性
   3.北海道の地域課題解決や経済の発展への貢献
   4.コンソーシアムの目的及び計画
 C)共同研究加速型
   1.技術シーズの新規性・優位性
   2.企業等連携の促進性
   3.北海道の地域課題解決や経済の発展への貢献
   4.研究開発の目標及び計画

5.共同研究の開始及び結果報告

採択された場合、本学を含めた研究実施機関との間で共同研究契約を締結し、共同研究を開始しま
す。本ファンドによる支援資金は、研究代表者である本学教員に研究費として配分されます。

(1)研究期間

 A)共同研究採択日から  令和7年3月31日まで
 B)共同研究契約締結日から令和7年6月30日まで
 C)共同研究契約締結日から令和7年6月30日まで

(2)研究成果報告

申請者は、研究終了後60日以内に「帯広畜産大学地域共創ファンド報告書(様式2)」を【応募先
及びお問合せ先】へメールで提出してください。
また、研究成果の公開及び共有を目的とした報告会を開催し、研究代表者に成果を発表していただ
きます。詳細については別途お知らせいたします。

(3)本研究による成果の発表

本共同研究による成果を発表する場合は、必ず本共同研究による旨を明記してください。

 【和文】
  帯広畜産大学産学連携センター 地域共創ファンド(2024-#)
 【英文】
  Regional co-creation fund(2024-#)Center for Industry-University Collabo-
  ration, Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine
  注)#には採択通知による課題番号を記入してください。

(4)知的財産の取扱いについて

本共同研究の実施により生じた知的財産権の取扱いは、帯広畜産大学知的財産ポリシー
に準じた取扱いをいたします。

6.個人情報の取り扱いと秘密保持

申請に関連して提供いただいた個人情報については、個人情報の保護に関する法律(平成 15 年
法律第57 号)及び関係法令を遵守し、帯広畜産大学地域共創ファンドに関することの目的にのみ
利用します。ただし、法令等により提供を求められた場合を除きます。
また、提供いただいた全ての情報は、帯広畜産大学内で適切に管理し、申請者の同意なく第三者に
提供することはありません。
ただし、令和5年度より地域金融機関(北海道銀行様、帯広信用金庫様、北洋銀行様)に本ファン
ドへ協賛いただくことでファンドの強化を行うことができました。そのため、上記の地域金融機関
に申請情報及び研究成果報告書を共有します。これは、有望課題について早い段階で金融機関から
投資を得られるようにするためです。
また、今回申請いただいた研究課題等については、小樽商科大学、北見工業大学と連携したオープ
ンイノベーションを推進していく上で随時検討の材料とさせていただきます。その際に、申請者に
対し、申請書や研究成果報告書の内容についてお問い合わせすることもありますので、ご協力を
お願いいたします。

7.応募先及びお問合せ先

〒080-8555 北海道帯広市稲田町西2線11番地
北海道国立大学機構帯広畜産大学産学連携センター(担当:東・高橋)
電話:0155-49-5540/5771 |メール:crcenter@obihiro.ac.jp

 ※様式のダウンロード

  ● 令和6年度 帯広畜産大学地域共創ファンド公募要項)
  ● 帯広畜産大学地域共創ファンド申請書(様式1)(Word)
  ● 帯広畜産大学地域共創ファンド報告書(様式2)(Word)