9月25日(月)に本学講堂において、「令和5年度 産官学金連携交流会」を開催しました。
今年7月に開催した畜産シンポジウムへの関心の高さから、今回は酪農をテーマに開催しました。とかち財団の共催と、帯広市の後援を受け、第1部の研究室訪問には29名、第2部の講演会には計217名(会場130名とオンライン87名)の皆様に、ご参加いただきました。
第1部:研究室訪問
企業等集積プラットフォームの参画機関からの希望者を対象に、グループごとの学内研究室訪問を実施しました。(①菅原研究室|②後藤研究室|③草場研究室および畜産フィールド科学センター新牛舎)
(①菅原研究室)
(②後藤研究室)
(③草場研究室ほか)
第2部:講演会
基調講演では、本学と包括連携協定を結んでいる農研機構の研究者である須藤賢司氏に、「酪農における給与飼料の現状と今後の展望」と題した基調講演をいただきました。
次に、酪農学会で話題となった研究紹介として、本学の生命・食料科学研究部門の萩谷功一准教授から「暑さに強い乳牛を増やすための取組み」と題してお話いただきました。
企業講演では、有限会社北広牧場の若杉真吾氏から「大規模化する酪農経営におけるマネジメントシステム」と題して、ISO22000取得や人材育成を交えた自社の取組をご紹介いただきました。
新任教員紹介では、獣医学研究部門の大塚浩通教授から「牛の飼い方による感染症の発生予防」と、グローバルアグロメディシン研究センターの島田紘明助教から「作物生産を支える『良い土の物理性』」についてお話いただきました。(写真左:大塚教授|写真右:島田助教)
第3部:情報交換会
情報交換会は、構内にある畜大生協前で行いました。講演者や参加の皆様の活発な意見交換が行われ、盛会のうちに終了しました。
参加者アンケートでは、「今回初めて参加しましたが、大学の研究がもっと現場にいきる取組が増えれば、現場と研究機関、お互いにとっても良いと感じました。」、「研究室訪問は、研究内容を身近に感じられる大変よい機会でした。」、「北広牧場さんの現場のリアルなお声が非常に興味深かったです。」、「企業集積プラットフォームを活用してアプローチ出来ればと思います。」、「今度はぜひ同僚などを連れていきたいと思います。」など、多数のコメントをいただきました。ありがとうございます。
産学連携センターでは今後も、地域の皆様との様々な情報発信や交流の場の形成に取り組んでまいります。
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