産学連携センターでは,昨年度からスタートした企業等集積プラットフォームの取組みの一つとして地域企業に向けたアンケートにて要望の高かったテーマを取り上げ,少人数による密な交流・連携の場づくりを目指し,「産学官金連携交流会mini」を企画しています。
今回は,牛肉をテーマに取り上げ,とかち財団との共催で6月30日(木)に実施しました。本学 産学連携センターを会場に,Zoom配信とのハイブリッド形式にて開催し,66名(現地:35名,Zoom:31名)の方にご参加いただきました。
初めに,本学 古林副学長より交流会miniの趣旨について説明し,講演セッションでは,本学 生命・食料科学研究部門 撫年浩教授より「十勝ならではの牛肉生産の方向性とは?~地域の未利用資源を活用した高付加価値化~」,佐々木畜産株式会社 佐々木章哲代表取締役社長より「流通・飲食業界はどのような十勝牛肉に期待する?」と題して講演を行いました。
交流セッションでは,本学 産学連携センター 東陽介准教授より,企業等と大学との情報共有や意見交換をより活性化するための企業等集積プラットフォームの活動および研究コンソーシアムの立ち上げに向けた動きについて紹介しました。また,参加者同士の名刺交換/意見交換会の際に,様々な連携や共同研究の可能性について議論し,盛会のうちに終了しました。
参加者からは,「牛肉に関する現在の状況や課題、将来への期待などを簡潔に教えてくださり、大変理解しやすい内容でした。」「ブランドの差別化や環境問題など課題は多いですが、うまく循環できるようになること期待しております。」等,多くのご意見・感想をいただきました。
テーマ別の産学官金連携交流会miniは、年3~5回のペースで実施してまいります。
地域企業等の皆様のニーズに合わせたテーマを設定するため,昨年度新たに設置した企業等集積プラットフォームのみなさまを中心にテーマを募集しております。是非,同プラットフォーム(入会無料)にご登録いただき,皆さまのご要望をお寄せいただければ幸いです。