1万人以上が来場する国内最大級の産学マッチングイベント「イノベーション・ジャパン2019~大学見本市&ビジネスマッチング~」が8月29日(木)~30日(金)に東京ビッグサイトで開催されました。科学技術振興機構(JST)が選りすぐった大学等の研究成果500件以上の展示に加え、出展者が5分で技術内容を紹介する「大学等シーズ展示ショートプレゼンテーション」243件が実施されました。
本学からは、グローバルアグロメディシン研究センター 武田洋平特任助教の「植物由来の新規抗ノロウイルス/インフルエンザウイルス化合物」を申請し出展しました。
武田特任助教はモンゴルの薬用植物から抽出された数百種類の化合物から抗ウイルス活性を有した化合物を探索する研究に取り組んでおります。初期段階のスクリーニング試験では、数十種類の化合物がインフルエンザウイルスおよび猫カリシウイルス(ノロウイルスの代替として使用されるウイルス)に対し、強い不活化活性を示したことを紹介しました。
また30日には、「ショートプレゼンテーション」において、武田特任助教が本技術シーズの概要について平易に説明しました。延べ100名以上の幅広い業界の方が出展ブース、並びにショートプレゼン会場にお越しになり、今後の共同研究や技術移転に期待を持たせる二日間でした。