12月8日(土)に,とかちプラザにおいて,地域住民向けオープンキャンパス「畜大ふれあいフェスティバル」を開催し,延べ6,000名を超える来場者が参加しました。
今回で第8回目となるこのイベントは,本学が日ごろ行っている教育・研究・社会貢献の取り組みを,教員や学生と楽しみながら体験していただくことで,地域の方に学びの機会を提供するとともに,本学への理解を深めていただくことを目的として開催しています。
開会式に続いて行われた基調講演では,井上 昇理事・副学長が「帯広畜産大学の取り組みとこれから」と題し,本学が取り組んできた教育・研究活動とそれに基づく社会貢献の取り組みを紹介しました。さらに小樽商科大学・北見工業大学との連携推進にも触れ,北海道経済・産業の課題解決とその発展に一層貢献していくことを説明しました。
メイン会場では学生サークルのえぞほね団が,遺伝子的に近縁なカバとクジラの全身骨格をはじめとする標本類を展示。迫力のある骨たちが来場者を出迎えました。
体験コーナーはどこも盛況でしたが,中でも1番の人気は動物診療を体験できる「動物のお医者さん体験」でした。松井 基純教授(獣医学研究部門)が身振りで動物の心臓の場所を教えると,参加者はウシやイヌの模型に聴診器を当て,熱心に心臓を探している様子が見られました。
その他にも,帯広柏葉高校・帯広三条高校・帯広農業高校の生徒によるポスター発表・体験コーナーや,北海道150年事業みらい大志であるB☆Bがイベントに参加し,会場を大いに盛り上げてくれました。
来場者アンケートでは,およそ85%の方が「本イベントを通じて本学や学生の取り組みが良く分かった」と回答したほか,「学生や先生方がとても親切で,楽しく学んだり体験できた」「早くこの学校に入りたい」「将来動物のお医者さんになりたい」「大学を身近に感じる」等,うれしい感想をいただきました。
畜大ふれあいフェスティバルは,大学と地域の大切な交流の場として今後も開催を予定しています。