10月22日(水)および29日(水)の2回にわたりフードバレーとかち人材育成事業の取り組みの一環として,特別講習「企業戦略」を開催しました。昨年度に引き続き,本学で実施する「農畜産プロフェッショナル経営人材育成プログラム」の受講者も参加し,小樽商科大学 玉井健一教授を講師に,20名が受講しました。
本講義は,「事業戦略」に焦点を当て,企業の事業競争力を支える理論や分析ツールを学び,特定企業のケーススタディを通じて,理論や分析ツールの活用方法を実践的に習得することを目的としています。
第1回目の講義では,戦略とは何かという事業戦略の位置づけから始まり,戦略策定のプロセスとして,自社の強み・弱みと外部の機会・脅威を整理して戦略を導くSWOT分析や,政治・経済・社会・技術の観点から環境要因を分析するPEST分析などについて解説されました。さらに,競合企業に対してどのように競争優位を築くかという戦略的な考え方についても触れられました。
第2回目の講義では,企業の価値や競争力を評価する手法として,バリューチェーン分析やVRIO分析について学びました。ケーススタディでは,各グループが特定の農業法人を事例にバリューチェーン分析を行い,その法人の優れている点や将来に向けた課題を考察し,発表しました。
最後に,玉井教授が受講生の分析結果を踏まえて,重要なポイントについて解説され,「多様なケーススタディを活用することで自分なりの分析訓練も可能なので,場当たり的ではなく,戦略的視点に立った問題解決力を身につけて欲しい。」と講習を締めくくられました。

講師の玉井教授

発表の様子