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フードバレーとかち人材育成事業 特別講習 農業関連セミナー1「十勝の広さに挑む無人防除システム開発について」を開催しました

8月4日(月)にフードバレーとかち人材育成事業の取り組みの一環として,農業関連セミナー第1弾「十勝の広さに挑む無人防除システムの開発について」を開催し,本学環境農学研究部門 藤本与助教を講師に,対面とオンライン合わせて32名が受講しました。

セミナーでは,十勝の大規模畑作地帯における労働不足の解決策として無人農機がどのように活用されるのかをテーマに,ロボットトラクタ(ロボトラ)と現在主流の自動操舵システムを比較しながら,現時点でロボトラは何ができるのか説明しました。さらにロボトラに適応できる作業機の種類が限られているため,対応可能な作業機の拡充が課題であることなどを説明したうえで,広範囲の農薬散布が可能な作業機であるブームスプレーヤの自動化に関する研究を紹介しました。続いて,ブームスプレーヤや無人航空機(農業用ドローン)における農薬散布量分布を可視化するシステム技術の開発にも触れて講義を締めくくりました。

最後の質疑応答では,受講者からの質問が相次ぎ,先進的な農業技術への関心の高さがうかがえました。


講師の藤本助教


セミナーの様子