馬に関する基礎知識習得を目指す履修証明プログラム「馬産業人材育成プログラム」の選択科目「乗馬・飼養管理実習」を,帯広畜産大学にて8月8日(金)から8月9日(土)の2日間,本学馬介在活動室長である南保泰雄教授を講師として開催しました。
初日は,まず南保教授よりホースセラピーや馬フォーラムなど,本学の馬に関する活動が紹介されました。続いて,今年3月に完成したばかりの馬生産育成教育棟や,昨年完成した新しい厩舎などの馬関連施設を見学しました。その後,馬介在活動室へ移動し,放牧していた馬たちに頭絡をつけて移動させ,乾草を給餌しました。最後に,馬装(馬に鞍などを付け乗馬の準備をすること)を学びながら実施し,乗馬実習を行いました。
2日目は朝7時30分に集合し,馬の飼養場所でボロ(馬糞)拾いを行いました。続いて馬を枠場に入れ,保定方法などを学びながら,馬の繁殖検査を見学しました。南保教授がエコーを用いて子宮の様子を説明し,受講生は真剣な表情でエコー画像を確認しました。作業後は前日に学んだ馬装を行い乗馬実習を実施しました。常歩から徐々に軽速歩まで行い,最後は大学見学も兼ねて構内を騎乗して散策しました。乗馬後は馬装を外し,蹄の手入れやブラッシングなどを丁寧に行い,実習を締めくくりました。
受講生からは「馬の手入れから乗馬まで,一連の内容を実馬を用いて実習ができて大変満足しました。」といった感想が寄せられました。