12月18日(木)にフードバレーとかち人材育成事業の取り組みの一環として,農業関連セミナー第3弾「6次産業化の展開と持続可能な農業経営」を開催し,折笠農場 折笠健代表取締役を講師に,対面とオンライン合わせて7名が受講しました。
はじめに,同農場が自然栽培に取り組むようになった背景として,奇跡のリンゴで知られる木村秋則氏から自然栽培を学ぶ中で,化学物質過敏症などオーガニック食品を必要とする人々の存在を知ったことが大きな転機となったことが紹介されました。これを契機に,無肥料・無農薬による持続可能な自然栽培への挑戦が始まった経緯が語られました。
続いて,6次産業化の取り組みとして,自社の有機農産物を活用した加工品開発や,卸売先との連携による販路拡大の事例が紹介されました。こうした活動が国産オーガニックの普及と価値向上に寄与している点にも触れられました。
さらに,地域への貢献を見据えた挑戦として,100%オーガニック学校給食の取り組みが紹介されました。完全オーガニック給食を経験した子どもたちが,その経験を通じて食への理解を深め,将来的に食の分野で十勝の新たな魅力を生み出していく可能性があることが示されました。
最後に,「国の管掌作物を圧倒的に多く生産する地域でありながら,一部を別の作物へ転換するだけでも大きな影響力を持ち得る点に十勝の強みと可能性がある。次の世代への期待とともに,オーガニックのある未来づくりの道筋を作っていきたい。」との思いを語り,講義は締めくくられました。
講師の折笠代表取締役
セミナーの様子