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「感染症の数学疫学モニタリング」ワークショップ2023を開催しました

コーネル大学獣医学部からイリオ・グロン(Yrjö Gröhn)教授が来学し,春のワークショップ2023と研究交流を実施しました。

 2月27日(月)から3月3日(金)までの5日間, コーネル・帯広春のワークショップ2023「感染症の数学・疫学モデリング – 実践的ワークショップ – 」および研究セミナー「アカデミアで成功するために」を開催しました。新型コロナウイルス感染症の影響により来学が叶わず,4年振りの開催となりましたが,過去にない盛り上がりとなりました。

 ワークショップでは,本学の獣医学課程の学生を中心に,大学院生・研究生・教員も参加し,感染症の数理モデリングとして伝統的なSIRモデルだけでなく,より詳細に個体の動態を記述する個体ベースモデルについても、家畜の実例を通して学びました。研究セミナーでは,グロン教授の長年に渡る研究紹介を通して,アカデミアで成功するため,つまり,「良い研究をするため」の秘訣についてご紹介頂き,活発な議論が行われました。

 さらに,グロン教授と獣医学研究部門の所属教員らが,家畜の感染症およびイヌの認知症(認知機能不全)について,共同研究の打ち合わせを行いました。

 地理的に最先端の研究が集まりにくい帯広で,世界をリードする研究者との交流ができることは刺激的であり,本学の教育研究をますます発展させるチャンスを頂きました。今後も,グロン教授らとの国際的な教育研究交流を推進していく予定です。

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