2026年8月27日(木)・28日(金)の2日間、日本最大級の産学連携イベント「大学見本市2026 イノベーション・ジャパン」が東京ビッグサイトで開催され、11,690名が来場しました。本イベントでは、全国の大学等機関から創出された特許出願済みの技術シーズ280件が分野別に展示され、研究者自身がブースで来場者に向けて技術内容を紹介しました。研究成果の社会還元や技術移転の促進、実用化に向けた産学連携のマッチング支援を目的としたイベントです。
本学からは、生命・食料科学研究部門の村西由紀准教授が「慢性子宮内膜炎の新しい診断方法」をテーマに出展しました。慢性子宮内膜炎は、形質細胞の特異的マーカーであるCD138の免疫組織染色診断、子宮鏡による子宮内膜の肥厚・充血などの所見に基づき診断が行われています。しかし、確定診断が難しい場合もあり、新たな診断方法の開発が求められています。村西准教授は、リポポリサッカライド(LPS)と炎症性マーカーであるIL6を組み合わせて検出することが、慢性子宮内膜炎の診断に有効であることを見いだし、その研究成果について特許出願を行っています。本展示では、この新たな診断方法とその社会実装に向けた取り組みを紹介しました。
当日は、慢性子宮内膜炎の診断技術に関心を持つ多くの企業関係者がブースを訪れ、村西准教授の説明に熱心に耳を傾けるとともに、活発な意見交換が行われました。企業関係者との対話を通じて、社会実装に向けた新たなアイデアや今後の展開につながる意見も寄せられ、実りのある2日間となりました。

会場風景

来場者に説明する村西准教授