12月17日(木)に産学官金連携交流会‶大人のオープンキャンパス”を開催しました。
本交流会は、共同研究などの産学連携活動を促進するとともに、地域の方への情報発信や産学官金の多様な組織に所属する参加者の交流の場をつくることを目的としています。3回目となる今回は、新型コロナウイルス感染症対策を講じて現地とオンラインのハイブリッド形式にて開催し、学内外から合計137名の方にご参加いただきました。
第1部では新しい試みとして施設見学を実施しました。学内に建設された酒蔵である上川大雪酒造株式会社の碧雲蔵を川端慎治総杜氏より、大動物を扱う動物医療センターの産業動物臨床棟を髙橋英二教授より、地域の皆様も利用可能な共同設備利用ステーションの共通機器室を得字圭彦准教授よりご案内しました。
第2部の講演会では、施設見学から引き続き、上川大雪酒造株式会社・川端慎治総杜氏より、大学における酒造りの取り組みと地域への貢献についてご講演いただきました。次に、本学・花田正明准教授と北見工業大学・星野洋平教授より、大学間連携による地域課題解決の取組みとして、「大規模飼料生産体系における収穫作業の人手不足に対応する技術開発」の共同研究について紹介しました。
また、最近のトピックであるコロナ禍対応関連研究として、グローバルアグロメディシン研究センター・武田洋平特任助教より、新型コロナウイルスなどの病原ウイルスに対する不活化物質の探索についてご紹介しました。
最後に、本学の新任/若手教員を広く地域の皆様に知っていただくために、ショートプレゼンリレーを実施しました。生命・食料科学研究部門・菅原雅之准教授より、醸造微生物について、環境農学研究部門・藤本与助教より、スマート農業に関する研究をそれぞれ紹介しました。
今回は、コロナ禍のため、例年行っている情報交換会の開催は叶わなかったものの、オンラインとのハイブリッド開催により、北海道外からも多くの方にご参加いただくことができました。
今後も産学連携センターでは、様々な方法で情報発信や交流の場の形成に取り組んでいきます。