7月27日(金)日本甜菜製糖株式会社総合研究所集会室において,日本甜菜製糖株式会社総合研究所との共同研究の成果による新製品「コウシのミカタ」の共同記者発表会を開催しました。
帯広畜産大学と日本甜菜製糖株式会社総合研究所は,平成15年度から複数の共同研究を実施しております。本共同研究は,チコリの根に含まれるオリゴ糖の一種である「DFAⅢ」に関して,長年取り組んできたものです。
生命・食料科学研究部門の花田 正明准教授らの研究により,「DFAⅢ」を初乳に添加し子牛に給与することで,子牛の免疫力獲得に必要な免疫グロブリン(IgG)の吸収を促進するという新たな効果を見出しました。「コウシのミカタ」は,「DFAⅢ」を主成分としており,初乳に含まれるIgG吸収をサポートする新製品として開発されました。
記者発表会では,地域連携推進センターの佐藤 忠特任教授(元日本甜菜製糖株式会社研究員)から「DFAⅢ」の研究開発の経緯,続いて花田准教授から共同研究で見出した「DFAⅢ」の新たな効果の説明,最後に日本甜菜製糖株式会社総合研究所の大谷 昌之上席研究員から「コウシのミカタ」の使用方法等の説明がありました。記者発表会には多数の報道関係者が出席し,地域に密着した本学の共同研究の成果を活用した新製品に関心が寄せられました。
なお「コウシのミカタ」は6月1日より,1箱300g(6g×50包)5,100円(税別 北海道内価格,北海道外は送料の関係で別途見積)で発売されております。