9月２６日に，帯広畜産大学にて昆虫捕獲技術講習会を開催しました。
本講習会は「野生生物保全管理技術養成事業」の一環として，開発事業等に携わる方の技術向上を目的に，本学環境農学研究部門山内健生准教授が講師となり，昆虫の種類ごとに適した様々な捕獲方法や標本の作製・保管方法について学びました。
参加者ははじめに，座学講義で昆虫の種類ごとに適した捕獲方法について学んだ後，研究用として大学構内に設置されている昆虫トラップの見学を行い，売買川河畔林にて土壌動物の調査をグループに分かれて行い，スコップですくった土をふるってヤスデ類やクモ類といった土壌動物の観察を行いました。日が落ちて暗くなってきた頃に再び大学構内にて，白い布に紫外線の光をあてて集まる昆虫を観察するライトトラップを実施しました。
参加者からは「知識としては知っていても初めて目にするトラップも多く興味深かった。」「新鮮な学びがあり，同業他社の方や学生さんとの交流にもなり，大変有意義でありがたい機会だと思う。」といった感想が寄せられました。
