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令和年度 帯広畜産大学 食品安全管理者育成プログラム 3「食品表示セミナー」を開催しました

10月9日(木),帯広畜産大学において,食品安全管理者育成プログラム第3回「食品表示セミナー」を開催しました。
本学通山志保客員教授を講師に迎えて基礎編と応用編に分けて実施し,対面・オンライン・オンデマンド合わせて40名が受講しました。

基礎編では生鮮食品,加工食品の表示について,食品の具体例を挙げながら表示が必要な項目について説明し,消費者庁による「食品期限表示の設定のためのガイドライン」の改正や加工食品の原料原産地制度,食品添加物の不使用表示や機能性表示食品などの最新情報に触れながら詳しくご講義をいただきました。

応用編では食品事業者からの相談も多い発展的な内容として,複合原材料の表示方法やアレルゲンの表示に関する自己回収事例の紹介,原料原産地表示のより詳しい内容等について説明し,食品表示のデジタル化の動きなどの最新情報や食品表示に関する相談先についてご紹介いただきました。

通山客員教授は最後に「表示は食品製造事業者から消費者へのメッセージであり,日々進化する。苦手意識を持つことなく,まずは製造者自身が製造している食品について知り,自信を持って表示を付けて消費者に届けてほしい」と述べ,講義を締めくくりました。

受講者からは,「基礎的な確認から最新情報までまとめて確認することができました。」「食品表示への理解が一層深まりました。」「今までのこれはどういった表示になるのか?と思っていた部分の解決に近づいた。」などの感想が寄せられ,食品安全に対する知識をより深める機会となったことがうかがえました。


講師の通山客員教授


会場での講演の様子