開催目的
地域生態系の理解や保全対策を検討するうえでは、対象地域の動物相の把握や対象種の生態を明らかにする必要があります。しかし、野生動物の形態や生態は種によって異なるため、野外調査ではそれらの生態的特性等を考慮したうえで、複数の調査手法を用いる必要があります。
両生類は種によって環境選択性が異なることがあり、特異的な環境に依存する種も存在します。また、一般的に両生類は移動能力が低いことから、環境改変等を含む人の活動は両生類の生息や活動に大きな影響を及ぼす可能性があります。そのため、確実な生息状況の把握や適切な保全対策の検討が求められますが、両生類の調査手法ではしばしば大きな労力負担がかかることから、効果的な調査手法への理解と技術向上が不可欠です。
帯広畜産大学野生生物保全管理技術養成事業では、野生動物の保全管理事業や調査業務に携わる担当者の技術向上を目的に、両生類を対象とした調査技術に関する講習会を開催します。
開催内容
- 座学「両生類の生態と調査技術について」
- 実習「音声収集機器の作成」
詳細は下記募集要項をご確認ください。
両生類音声調査技術講習会 募集要項
開催日
令和8年1月22日(木)9時30分~12時30分
対象者
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環境調査等業務において両生類の調査・保全に従事する方
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今後両生類の調査業務に従事を予定している方
募集人員
先着10名(先着) ※1機関につき原則2名まで
申込方法
下記URLから申し込みフォームにアクセスしお申し込みください。
申込み期間:令和7年11月20日(木)~12月21日(日)まで
※申し込みフォームからのお申し込みができない場合は申込書データをお送りしますので,下記問い合わせ先へメールにてご連絡ください。
講習会に関するお問い合わせ
教務課 社会人教育係
Email: rec_kyoumu@obihiro.ac.jp
Tel: 0155-49-5351