4月14日(火)に,2年目を迎えるデジタル農学基礎プログラムの開講式および初回講義を,対面とオンライン配信によるハイブリッド形式で開催しました。
本プログラムは「十勝地区農業協同組合長会 デジタル農学寄附講座」の一環として,十勝地区農業協同組合長会と帯広畜産大学の共催により実施しており,デジタル・スマート農業技術の普及・指導に貢献できる人材の育成を目的としています。
受講生として,十勝管内のJA組合員,JA職員に加え,今年度からは行政機関や研究機関の職員にもご参加いただき,合計33名が座学と視察研修を交えながら,来年2月までデジタル・スマート農業の基礎的な知識を学びます。
開講式では,本学長澤秀行学長より本プログラム設置に至った十勝地区農業協同組合長会との連携経緯について説明があるとともに,「1年間に渡る濃密な教育プログラムであり,業務と並行して受講するのは大変だと思うが,修了に向けて頑張ってほしい」と受講生へ激励の言葉がありました。
開講式後は,プログラム担当教員である本学佐藤禎稔特任教授より「十勝型デジタル・スマート農学概論」と題した初回講義が行われました。
講義では,馬耕から機械化へと変化してきた十勝農業の歴史を紹介し,近年では労働者が減少する一方で農家1戸当たりの耕地面積が増加している現状を踏まえ,ロボットトラクタへの期待が高まっていることが説明されました。
また,今後プログラムで学ぶGPSやドローン,センサーを活用した精密農業について,講師が過去に実施した研究事例を交えながら紹介しました。
最後に,持続的な農業を実現するためには,農業者や農協,行政,研究機関が一体となって農業DXを推進していく必要があること,また,十勝の次世代農業を担う,デジタル農業を使いこなせる人材の育成が重要であることが述べられ,受講生に対し,今後1年間の学びへの期待を込めて講義が締めくくられました。

