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令和7年度 食品安全管理者育成プログラム 1「HACCP構築3日間研修」を開催しました

9/1(月)~9/3(水)の3日間,帯広畜産大学乳製品工場にて令和7年度 食品安全管理者育成プログラム 第1回「HACCP構築3日間研修」を開催しました。

本プログラムは食品製造業における具体的な運用事例を紹介しながら,HACCP導入時に必要となる基礎知識や導入後に必要となる食品安全マネジメントシステムの構築の仕組みについての情報提供を目的としており,全4回の講習で構成されています。
第1回となる本研修では本学 通山 志保 客員教授,畜産フィールド科学センター 藤倉 雄司 業務室長を講師に迎え,全6名が受講しました。


講師:通山 志保 客員教授


講師:藤倉 雄司 業務室長

研修では一般衛生管理とHACCPの概要,事故事例を基にした危害要因分析,重要管理点(CCP)や管理基準(CL),改善措置,記録文書等について学び,畜大アイスや畜大牛乳の製造見学や温度計の校正方法等について演習を行いました。
座学や見学を踏まえながら,受講生それぞれが製品説明書やフローダイアグラム等を作成し,グループに分かれて危害要因分析表やHACCPプラン等を作成しながら,HACCPについて学びを深めました。
研修の最後には理解度確認試験を行い,修了証書が授与されました。

受講生からは「過去の例や他企業のエピソードを聞けてとても勉強になりました。」「HACCP 構築のやり方,特に危害要因分析~記録まで,もし自分がこの先 HACCPチームの一員になったら活用できそうだと感じた。」「工場見学をしながら勉強する事ができたので良かった。」といった感想が寄せられました。


座学の様子


畜大牛乳製造現場の見学


温度計の校正方法について学ぶ受講者


危害要因分析表作成のグループ演習