7月23日(水)に,フードバレーとかち人材育成事業の取り組みの一環として,農業関連セミナー第1弾「総合的病害虫管理(IPM)フィールドワーク」を実習形式で開催し,15名が受講しました。講師の本学グローバルアグロメディシン研究センター 相内大吾准教授には,例年本事業の農業生産者コースにおいて,IPMの概論を座学にて講義いただいていますが,今回初の試みとなる実習形式での開催となりました。
セミナーでは,費用対効果の評価に基づいて,管理手法を単独もしくは調和的に組み合わせ,有害生物防除法の選択や実行の決定を支持するシステムであるIPMの定義を解説し,ジャガイモの防除を事例に挙げ,IPMの工程の中でも特に重要なモニタリングについて説明しました。
その後,学内の実習圃場へ移動し,相内准教授の説明を受けながら,受講生自身で病害虫診断アプリなどを活用してジャガイモの病害発生状況をモニタリングしました。
受講生からは,「今回のような座学と実習を組み合わせた形式は,講義内容の理解に非常に良いと感じました。」などの感想が寄せられました。
(中央)講師の相内准教授
モニタリングの様子