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宮本 明夫

日本語情報

基本情報

氏名

宮本 明夫

氏名よみがな(教員一覧並び順決定時のみ利用)

みやもとあきお

職階

特任教授

学位

博士(農学)

資格

学歴・職歴

1982年 帯広畜産大学 畜産学部 家畜生産科学科 卒業
1987年 東北大学 農学研究科 畜産学専攻 博士課程修了(農学博士)
1987-1988年 日本学術振興会 特別研究員 (東北大学農学部)
1988-1990年 ドイツ学術交流会 博士研究員 (ミュンヘン工科大・生理学研究所)
1990-1992年 日本学術振興会 海外特別研究員 (ミュンヘン工科大・生理学研究所)
1992-1993年 帯広畜産大学 助手
1993-1996年 帯広畜産大学 講師
1996-2003年 帯広畜産大学 助教授
1997-1999年 フンボルト財団 博士研究員 (ミュンヘン工科大・生理学研究所)
2003年- 現職

自己紹介

さいたま市(大宮)出身です。高校までサッカーばかりやっていました。バイエルン・ミュンヘンの大ファンです。趣味はスポーツジムでのジョギングや水泳、夏はサイクリング、山のハイキングなど。研究室では、7カ国からの8名の留学生が博士号取得のために日夜、研究に明け暮れているので、様々な議論と雑談もたいへんですが楽しいです。

写真1

写真2

備考

連絡先

電話番号

0155-49-5416

FAX番号

0155-49-5459

メールアドレス

akiomiya@obihiro.ac.jp

居室

居室のある建物

総合研究棟1号館

部屋番号

E2202-4

部屋番号をウェブサイトに掲載希望

はい

学部(ユニット)

所属ユニット

家畜生産科学ユニット

大学院(専攻・コース)

所属専攻・コース(その1)

畜産科学専攻家畜生産科学コース

所属専攻・コース(その2)

畜産科学専攻博士後期課程

所属・担当

所属

研究域生命・食料科学研究部門/家畜生産科学分野/生命科学系

リンク

研究室(名称)

研究室(ウェブサイトURL)

Researchmap

https://researchmap.jp/read0167498

研究業績・特許(J-GLOBAL)

研究紹介

My Dream

より高い受胎率を生み出すウシ凍結精液技術と受精卵作出の開発:受胎率40-45%を55-65%へ!

研究テーマ

研究分野

家畜繁殖学, 生殖免疫学, 内分泌学, 繁殖病態生理学, 配偶子

キーワード

ウシ, 免疫システム, 子宮, 卵管, 精子, 受精卵, 免疫細胞, 妊娠認識, 攻撃, 寛容

研究紹介

高泌乳牛と肉牛の受胎率を10%向上させることを目標に、現在の凍結精液による人工授精技術と、受精卵移植技術について、母体が精子と受精卵を受け入れる免疫システムを活用する技術開発を目指しています。

ウシの子宮内に放たれた凍結精子ほとんどは、母体の自然免疫によってほとんどが免疫細胞に攻撃されたり、膣側に排出されたりします(図1)。それらの基本的な免疫応答メカニズムを、培養細胞系で実験的に示すことができました。さらに、このメカニズムは、上皮細胞が病原体を認識して排除するTLRsを介した経路を使っていることがわかってきました。子宮が、病原体と精子を認識する基本メカニズムが共通していることは、生理的にも極めて効果的で、かつフレキシブルなシステムであることが伺われます。さらに興味深いことに、子宮での攻撃と排除を逃れたごく少数の精子たちは、卵管に入ると、今度は逆に強い抗炎症性の環境で守られることもわかりました(図2)。

同様に、卵管での受精後の発育を続ける受精卵も、母体の免疫システムと会話を始めていることを初めて示しました。その主要なツール分子として、インターフェロン・タウ(IFNT)が16細胞期の分割卵からすでに分泌が始まっていることを発見しました(図3)。4日後には受精卵は子宮に降りてゆき、IFNT分泌を活発にして子宮内の免疫システムを寛容性に変化させて、1週間後の着床に向けた環境整備を迅速に進めることもわかってきました。

このような一連の母ウシの免疫システムと精子・受精卵のクロストークのメカニズムを活用して、より高い受胎の成功率に結びつけるような技術開発に着手しています。今後、免疫調整に効果的な、安定して、且つ安全な分子を活用して、応用試験に進んでゆく予定です。

研究紹介画像(その1)

図1:ウシの子宮内に放たれた凍結精子ほとんどは、母体の自然免疫によってほとんどが免疫細胞に攻撃されたり、膣側に排出されたりする(Mol Reprod Dev 85, 2018; 表紙に採用)。

研究紹介画像(その2)

図2:ほんのわずかな数の精子だけが子宮から卵管に行き着き、そこでは排卵された卵子と授精できる能力を獲得する。不思議なことに、受精の場である卵管では、精子は攻撃されず、むしろ強力な免疫システムによって守られる(Dom Anim Endocrinol 56, 2016; 招待総説で概念を提唱)。

研究紹介画像(その3)

図3:ウシの卵管内での受精後4日間の発育中の受精卵と卵管上皮細胞、そして免疫細胞とのコミュニケーションの概念モデル。最初に、受精卵と卵管上皮細胞は未知のツールを使ってクロストークする。同時に、卵管上皮細胞は受精卵が超微量のインターフェロン・タウ(IFNT)を分泌し始めるメカニズムを支えることを発見した。このIFNTが最終的に免疫細胞に作用して、抗炎症性の環境を整備して受精卵を受け入れてゆく (Scientific Reports 8: 7050, 2018)。

【改良後】現在取り組んでいる研究テーマ一覧

  1. 公益財団法人 全国競馬・畜産振興会:自然免疫受容体を活用した高受胎性牛ET法事業(代表)(2023年度~2026年度)
  2. 科研費(基盤研究(B)(一般)):精子と受精卵の自然免疫受容体TLR2によるウシ母体の受胎に向けた免疫寛容増幅機構(2023年度~2026年度)
  3. 科研費(特別研究員奨励費):精子と子宮の自然免疫受容体TLR2活性化によるウシ受精卵移植後の高受胎性の基盤(2023年度~2024年度)

【改良前】現在取り組んでいる研究テーマ一覧

関連産業分野

ウシ凍結精液(X/Y精子を含む)技術の改善, 畜産学, 獣医学, バイオテクノロジー

所属学会

アメリカ生殖学会(SSR), 日本繁殖生物学会, 日本畜産学会

Editor

Domestic Animal Endocrinology

Editorial Board

  • Journal of Reproduction and Development (JRD)

プロジェクト

プロジェクト(その1)

1) 公益財団法人 全国競馬・畜産振興会:免疫活性化で受胎性を高める牛受精卵移植法事業(代表)(2020年度~2022年度)

プロジェクト(その2)

2) 科研費(基盤研究(B)(一般)):精子と受精卵センシングによる受胎に向けた母ウシの免疫寛容活性化メカニズムの解明(2020年度~2023年度)

プロジェクト(その3)

3) 科研費(挑戦的研究(萌芽)):新しいウシ凍結精液技術の開発に向けた子宮内の精子認識と炎症反応メカニズムの解明(2018年度~2019年度)

プロジェクト(その4)

4) 一般社団法人 旗影会 研究助成金:新しく発見したウシ子宮の精子センシングシステムの制御を活用した繁殖技術への応用(2018年度、2019年度)

プロジェクト(その5)

5) 一般社団法人 畜産ニューテック協会:ウシ体外受精卵移植の受胎率向上に向けた子宮内免疫環境の寛容活性化に関する調査研究(2017年度、2019年度)

プロジェクト(その6)

6) 科研費(基盤研究(B)(一般)):乳牛の妊娠超初期を支える卵管内免疫システム:精子・初期胚と免疫細胞のクロストーク(2016年度~2019年度)

学部生向け

卒業研究として指導可能なテーマ

メッセージ

現代では、先進国でのウシの繁殖は凍結精液を子宮内に投与する人工授精によって成り立っています。その受胎率は50%を下回ってきており、特に乳牛では低い受胎率になっています。牛乳の生産は、母ウシが出産して始まります。ですから、受胎率の低下は酪農家にとって深刻な経済ロスです。現在の受胎率を55%〜65%程度に向上させることができれば、その経済効果は国内外でとても大きなものとなります。

私たちは、ウシの母体が精子や受精卵を攻撃せずに受け入れてゆく免疫システムに切り込み、多くの新しい発見をしてきています。基本的に、精子は母ウシには異物であり、攻撃されますが、受精の場にたどり着いた数少ない精子たちは、今度は免疫システムに守られることを示しました。さらに受精卵も、母ウシの免疫システムに認知され、子宮に降りて着床し、妊娠します。しかし、様々なリスクが、この免疫システムのバランスを崩してしまって、受胎がうまく進まないことがわかってきています。こういった免疫システムをうまく利用することで、受胎率を向上させることができそうです。免疫はあまりに複雑で、臨機応変に変化するので、とても難しい研究ですが、日夜、7−8カ国から博士号取得のために多くの留学生たちを中心に、研究が進んでいます。英語での会話が原則です。日本人学生も、もちろん英語です。最初は喋れなくても、3ヶ月すると誰もが英語(カタコト英語でも)で喋っています。科学では英語が共通のツールなので、誰にとってもとても効果的な体験になっています。

スペシャルコンテンツ「ぎゅ牛〜っとちくだい」

スペシャルコンテンツ「畜大人インタビュー」

: https://www.obihiro.ac.jp/chikudaijin/5715

英語情報

基本情報

氏名

MIYAMOTO Akio

職階

Specially Appointed Professor

学位

D.Agr.

資格

学歴・職歴

1982 Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine Faculty of Animal Science
1987 Tohoku University, Graduate School of Agriculture, Division of Animal Science (Ph.D.)
1987-1988 A post doctoral fellow of JSPS (Tohoku University)
1988-1990 A post doctoral fellow of DAAD (Technical Univ. Munich, Institute of Physiology)
1990-1992 JSPS post doctoral fellow in foreign countries (Technical Univ. Munich, Institute of Physiology)
1992-1993 Obihiro University of Agriculture & Veterinary Medicine,
Research Assistant
1993-1996 Obihiro University of Agriculture & Veterinary Medicine, Assistant Professor
1996-2003 Obihiro University of Agriculture & Veterinary Medicine, Associate Professor
1997-1999 A post doctoral fellow of Humboldt Foundation (Technical Univ. Munich, Institute of Physiology)
2003- Obihiro University of Agriculture & Veterinary Medicine,
Professor

自己紹介

備考

居室

居室のある建物

General Research Building 1

部屋番号

E2202-4

部屋番号をウェブサイトに掲載希望

Yes

学部(ユニット)

所属ユニット

Animal Production Program

大学院(専攻・コース)

所属専攻・コース(その1)

Doctoral and Master's Program of Animal Science and Agriculture/Animal Production Science

所属専攻・コース(その2)

畜産科学専攻博士後期課程

所属・担当

所属

Research Department/Department of Life and Food Sciences/Division of Animal Production/Section of Life Science

リンク

研究室(名称)

研究室(ウェブサイトURL)

Researchmap

https://researchmap.jp/read0167498?lang=en

研究業績・特許(J-GLOBAL)

Focus Introduction of Researchers : https://www.obihiro.ac.jp/en/focus-miyamoto

研究紹介

My Dream

Development of new technology for frozen semen and producing embryos to improve fertility in cattle

研究テーマ

"A reoadmap to the pregnancy in the first 7 days post-insemination in the cow: Immune cross-talk of sperm and early embryo in the oviduct and uterus"

研究分野

Animal Reproduction, Reproductive Immunology, Endocrinology, Reproductive Pathophysiology, Sperm/Embryo

キーワード

cattle, immune system, uterus, oviduct, sperm, embryo, immune cell, maternal recognition of pregnancy, attack, tolerance

研究紹介

研究紹介画像(その1)

Fig. 1: Cryopreserved bull sperm are released in the cow uterus, but most of sperm receive attack of immune cells or are excluded to vigina by backflow (Mol Reprod Dev 85; 2018, Cover page).

研究紹介画像(その2)

Fig. 2: A schematic representation of impact of bovine oviduct epithelial cell (BOEC)-sperm-polymorphonuclear neutrophil (PMN) interaction for physiological changes in local immunity in the bovine oviduct during the period between estrus and ovulation. The LH-surge and sperm-BOEC binding stimulate epithelial cells to secrete high levels of PGE2 that strongly suppresses the PMN phagocytic behavior to sperm (Dom Anim Endocrinol 56, 2016).

研究紹介画像(その3)

Fig. 3: Our proposed model of the communication of the developing embryo with epithelium and immune cells in the cow oviduct. First, an immunological crosstalk exists between the embryo and oviduct epithelium; where the embryo generates an anti-inflammatory response in oviduct epithelium, and the oviduct epithelium helps the embryo to secrete IFNT by either physical contact and/or via releasing some factors. The embryoderived IFNT then regulates gene expression of immune cells towards an anti-inflammatory response (Scientific Reports 8: 7050, 2018).

現在取り組んでいる研究テーマ一覧

関連産業分野

所属学会

Society for the Study of Reproduction (SSR), Society for Reproduction and Development (SRD), Japanese Society of Animal Science (JSAS)

Editor

Domestic Animal Endocrinology

Editorial Board

  • Journal of Reproduction and Development (JRD)

プロジェクト