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ヴロツワフ環境生命科学大学 Dariusz J.Skarzynski教授の特別講義を開催

 9月11日(月)、産業動物臨床棟臨床講義室にてヴロツワフ環境生命科学大学のDariusz J. Skarzynski教授による特別講義が行われました。なお、本講義は、畜産学研究科共通科目の獣医・農畜産学特別講義として開講されました。

 Skarzynski教授の講義では、ウマの子宮内膜に線維症が生じる生理学的なメカニズムと免疫細胞との関連について解説いただきました。ウマの子宮内膜線維症は加齢に伴うメスの繁殖能力の低下の要因として考えられており、治療や診断への応用など本学教員や大学院生と活発な議論が行われました。Skarzynski教授の講義のあと、グローバルアグロメディシン研究センター南保泰雄教授による、ホースセラピーや在来馬の人工授精についての研究が紹介され、両大学間で馬の繁殖学に関する活発な意見交換が行われました。

 なお、今回の来日は、Erasmus+プログラムを利用したもので、Skarzynski教授は9月7日~12日まで帯広に滞在されました。滞在中には、本講義のほか、本学教員との意見交換、Skarznski教授の専門に興味を持った学生との意見交換、ばんえい競馬や釧路市にある猛禽類医学研究所の訪問等をされ、意見交換や同行した学生などにポーランドとの違いなどを紹介いただくことで、本学の学生にとっても有意義なものとなりました。


特別講義の様子 1


    特別講義の様子 2