今年度のHACCP・食品安全管理プログラムの研修を下記のとおり開催しました。
第1回「FSSC22000 第6版の解説」
10/6(金)帯広畜産大学 畜産フィールド科学センターにおいて,LRQAリミテッドの清水佐衣子主任審査員を講師に招き,本年4月に発表された「FSSC22000 第6版の解説」について研修会を開催しました。
FSSC22000の認証を取得しているすべての企業は,2024年4月1日から2025年3月31日までの移行期間内に「FSSC22000 第5.1版」からの移行審査を受けることとなっており,当日はFSSC取得企業やこれから取得をめざす企業等から計21名が,対面とオンラインで受講しました。
講師からは以下のとおり,第6版の主な変更点および追加要求事項について説明がありました。
・フードチェーンのカテゴリーの変更
・追加要求事項
・サービスおよび購入資材の管理,製品のラベル、食品防御,食品偽装の軽減,ロゴの使用,アレルゲンの管理,環境モニタリング,食品安全・品質文化,品質管理,…etc.
受講者からは「改正点についてポイントを絞って解説していただけたのがよかった」,「食品安全管理についてもっと勉強して業務に活かしていきたい」などの感想が寄せられました。
講師:清水佐衣子主任審査員(LRQAリミテッド)
研修の様子
第2回「HACCP構築3日間研修」
10/30(月)~11/1(水)の3日間,帯広畜産大学 畜産フィールド科学センターおよび産学連携センターにおいて「HACCP構築3日間研修」を開催,対面参加2名,ZOOMで1名が受講しました。
講師:窪田准教授
講師:通山客員教授
『HACCPの制度化と認証』について,本学のグローバルアグロメディシン研究センター窪田さと子准教授から説明を受けた後,『HACCPシステム適用のための7原則12手順』について畜産フィールド科学センター藤倉雄司業務室長から説明,製品説明書やフローダイヤグラムの作成演習を行いました。また、『危害要因(ハザードの理解)』について,現場の事例を含めて通山志保客員教授から説明を受け,危害要因分析表,HACCPプラン等を作成しました。
3日間の研修の最後には「理解度確認試験」を行い,受講者に修了証書が授与されました。
第3回「小規模事業者向け 一般衛生管理」
11/8(水)帯広畜産大学 畜産フィールド科学センターにおいて「小規模事業者向け 一般衛生管理」を開催,対面参加4名,ZOOMで6名が受講しました。本学の藤倉雄司畜産フィールド科学センター業務室長が講師を務め,食品の衛生管理計画の策定等について学びました。
受講者からは,「クイズ形式や具体例を取り上げていて分かりやすかった」,「求めていた情報が得られて満足」等の感想が寄せられました。
研修の様子
講師:藤倉畜産フィールド科学センター業務室長