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令和7年度「ウシ雌生殖器の超音波画像診断のための基礎技術研修」及び「生産獣医療技術研修 画像診断研修(繁殖管理コース)」を開催しました

帯広畜産大学 畜産フィールド科学センターにおいて,獣医学研究部門松井基純教授および羽田真悟准教授を講師に,主に人工授精師を対象とした「ウシ雌生殖器の超音波画像診断のための基礎技術研修」,獣医師を対象とした「生産獣医療技術研修 画像診断研修(繁殖管理コース)」を11月28日(金)及び12月5日(金)にそれぞれ開催しました。

両研修は,畜産の臨床現場において,適切な超音波画像診断を用いた精度の高い生殖器検査に基づいた繁殖管理を実施するため,基礎技術を中心に繁殖生理と合わせて体系的に学習し,牛の繁殖に携わる家畜人工授精師および獣医師の技術向上を図ることを目的としております。
「ウシ雌生殖器の超音波画像診断のための基礎技術研修」には,道内外より家畜人工授精師や獣医師など合わせて7名の方々にご参加いただきました。 また,「生産獣医療技術研修 画像診断研修(繁殖管理コース)」には,道内外から6名の獣医師の方々にご参加いただきました。

午前は主に座学による講義を行いました。超音波画像診断の基礎知識をはじめ,繁殖管理に必要な解剖学やウシの卵巣生理学,妊娠生理に関する基礎知識および卵巣・子宮形態の観察,妊娠診断に関する講義を実施いたしました。

午後からは実習を行い,畜産フィールド科学センターにて飼育されている乳牛を対象に,超音波画像診断装置の操作方法や画像診断方法について,実践的な技能の習得に取り組みました。
また,実習中には受講者同士の情報交換も行われ,充実した研修となりました。

座学講義の様子

実習の様子

研修後は,「日常の診療で疑問に思っていたことを解決できた。」「基礎から応用,座学から実習までしっかり扱ってくださった。」「知識や技術をもっと高めていきたいと改めて感じた。次の管理に繋がるようにたくさん努力したい。」「モチベーションが上がる貴重な時間になった。」などのご感想が寄せられました。