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ウィスコンシン大学 Collage of Agriculture and Life Sciences派遣 帰国報告

福田 健二准教授がウィスコンシン大学Collage of Agriculture and Life Sciencesより帰国しました。

2017年11月6日から27日まで,池田先生主宰の研究室にお邪魔いたしました。研究室はキャンパスの西側エリアにあるバブコックホール(乳脂肪の定量法で有名なS.M.バブコック博士にちなんだ建物です)の地下にあり,廊下を挟んで食品加工実習室,さらにその奥はお菓子の研究室があります。あたりは甘い香りが漂う,なかなか魅力的な場所です。同じ建物に立派な乳加工施設(来年度以降,全面改装されるそうです)があり,2階部分がガラス張りのため作業を見学することができます。また,乳加工に特化した研究所が併設されており,その受付にチーズの試作品がおいてあり,試食ができます。

池田先生の研究室には主要な分析機器として,原子間力顕微鏡が備えてあります。今回の出張では,レオメーターやSEC-MALLSが必要でしたが,これらは同じ建物の中の別の研究室にある機器を使わせていただきました。池田先生の事前交渉のおかげだとは思いますが,カレッジ全体の風通しのよさを感じました。また,ポスドクや学生諸兄が非常に積極的に協力してくれたため,大変助かりました。ゼミでも,私の説明に熱心に耳を傾け,質問してくれたことが印象に残りました。予定していた実験をこなし,気が付けば,あっという間に滞在期間終了となっていました。今後,共同研究をさらに発展させ,より強固なものにしていきたいと考えています。また,外部資金獲得も目指してまいります。このような機会を頂き,関係する皆様に深く感謝申し上げます。