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2019年度「国際共同研究推進のための大学院生派遣プログラム帰国報告会」を開催

 グローバルアグロメディシン研究センターでは,国際共同研究推進のため大学院生派遣プログラムを実施しています。本プログラムでは,コーネル大学またはウィスコンシン大学に大学院生を派遣し,本学との間で行われている国際共同研究に参画することにより,世界トップレベルの研究機関における研究活動の機会を提供しています。

 昨年の夏,約4週間コーネル大学へ派遣した中郡翔太郎さん(岐阜大学大学院連合獣医学研究科博士課程4年)が現地での共同研究の内容や留学生活などの実体験を1月27日(月)に報告しました。

 最初に,派遣中の活動内容の紹介があり,本学古林与志安教授と受入研究科のアンドリュー・ミラー助教授らの研究グループとの共同研究テーマ「自然発生疾患に関する病理学的研究」に関する説明と,今回の派遣の成果として,共著論文を執筆中である旨の報告がありました。さらに,「アメリカの一流大学における病理解剖の手法や学部学生への教育方法,レジデントの診断能力など,現地に長期間いることで初めて学ぶ,感じることのできる部分をじっくりと体験できたので,今回見てきたような事柄を多角的な視点で今後の研究活動に取り入れたい。」との抱負を語りました。

 次に,現地滞在に関することのうち,特に住居の手配については,早くから民泊情報サイトAirbnbやFacebookや大学の公式斡旋サイトなどをで調べるよう,これから派遣を希望する学生へのアドバイスがありました。

 質疑応答では,参加した学生より派遣先の研究科での研究内容に関する質問が多数寄せられ,関心の高さがうかがえました。

 中郡さんは,2020年7月より派遣先のコーネル大学のレジデントとなることが内定しており,活躍が期待されます。

報告する中郡さん

報告会風景