グローバルアグロメディシン研究センターでは,国際共同研究推進のための大学院生派遣プログラムを実施しています。本プログラムでは,米国コーネル大学または米国ウィスコンシン大学に大学院生を派遣し,本学との間で行われている国際共同研究に参画することにより,世界トップレベルの研究機関における研究活動の機会を提供しています。
2024年11月に約1カ月間ウィスコンシン大学マディソン校に派遣されたNguyen Trong Minh Nhatさん(博士前期課程2年)による帰国報告会が,1月9日(木)に行われました。
宮本センター長による挨拶の後,Department of Plant Production Scienceに派遣されたNguyenさんによる報告が行われました。Nguyenさんは「アズキの組織培養の効率化」に関する研究に取り組んでおり,発表の前半では,網羅的な遺伝子発現の解析等について,現地で学んだ手法について,実際のデータとともに発表しました。発表の後半では,現地で訪れた場所や食事,派遣先の研究生との交流の様子について,写真とともに紹介しました。
質疑応答では,参加者から,今回のプログラムによって得たスキル,言語の違いに関する質問や,現地での食事や生活について等,幅広い質問が飛び交いました。
最後に,福田農畜産学研究部門長から,「近年はインターネット等で海外について知ることが容易になってきてはいるものの,対面でのコミュニケーションや,実際に違う文化で生活をすることはとても重要な経験であるため,ぜひ学生には本プログラムのような機会を利用して,異文化体験をしていただきたい」とお話しがありました。
現地での研究内容や生活について
報告をするNgyenさん
質疑応答の様子