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野鳥(猛禽類)講習会を開催しました

8月23日に,帯広畜産大学にて野鳥(猛禽類)講習会を開催しました。

本講習会は「野生生物保全管理技術養成事業」の一環として,開発事業等において猛禽類の保全対策に携わる方の技術向上を目的としています。北海道ラプターコンサベーション 平井 克亥 氏,株式会社地域環境計画 嘉藤 慎譲 氏を講師に,15名の参加者が猛禽類の営巣環境や生態,調査のための木登りの技術について学びました。

参加者は,はじめに座学講義で猛禽類の営巣環境や生態,猛禽類調査で必要となる木登りに使用する道具やロープワークについて学びました。また,大学周辺に生息するオオタカやハイタカの営巣地データを講師からご説明いただき,営巣地データをもとに野外の営巣木となる木の観察を行いました。

午後からは大学構内の木を利用し,梯子及びロープを用いた2種類の登樹方法について,講師の実演を交えて説明を受けました。その後,参加者自身が両方の道具を用いて木登りを実践し,猛禽類の巣の調査を想定したセンサーカメラの設置や取り外しを行いました。

参加者からは「木登りの実習をさせてもらう機会はそうそうないので非常に良い経験となりました。」「グループで協力する場面があり,他社の方々と交流できる時間が多くて良かったです。」といった感想が寄せられました。


座学講義の様子


猛禽類の営巣場所について説明を受ける


ロープを使った登樹方法の説明


梯子を使って登樹し、センサーカメラの設置をする参加者