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フードバレーとかち人材育成事業 特別講習 農業関連セミナー第1弾「ドローンとAIによる草地管理」を開催しました

8月20日(木),フードバレーとかち人材育成事業の一環として,農業関連セミナー第1弾「ドローンとAIによる草地管理」を開催し,対面とオンライン合わせて23名が受講しました。講師は,本学環境農学研究部門の川村健介准教授にご担当いただきました。

はじめに,日本国内の粗飼料生産の現状と課題に触れ,国産飼料の作付面積の減少や輸入飼料価格の高騰により,自給飼料の安定生産が重要となっている状況が紹介されました。特に,北海道の広大な草地では,人手不足や雑草侵入による生産性の低下が課題となっており,広域を効率的に評価できるリモートセンシング技術の必要性について解説がありました。

続いて,ドローンで撮影した草地画像をAI技術で解析し,草地の状態を「見える化」する研究事例が取り上げられました。目的に応じて画像処理と解析手法を組み合わせることにより,草量推定,雑草の早期検出,牛糞の空間分布の把握,マメ科牧草の割合推定など,多様な解析が実現していることが紹介されました。

さらに,ドローンによる高精細データと人工衛星による広域観測を組み合わせ,衛星画像から草地の植生構成を判別する深層学習モデルの開発についても紹介されました。衛星画像から雑草率やマメ科率を推定することで,施肥判断や収穫時期の検討など,営農への活用に向けた具体的な事例が挙げられました。

最後に,リモートセンシングとAI技術の進歩により,広大な草地をより効率的かつ正確に把握できるようになってきていることが述べられ,これらの技術を活用した草地管理への理解を深める機会となりました。


講師の川村准教授


セミナーの様子