8月8日に,帯広畜産大学にてコウモリ捕獲技術講習会を開催しました。
本講習会は「野生生物保全管理技術養成事業」の一環として,開発事業等においてコウモリの保全対策に携わる方の技術向上を目的に,コウモリの捕獲許可を受けた18名の参加者が講師である環境農学研究部門栁川久教授及び環境農学研究部門浅利裕伸准教授から,コウモリの捕獲方法や識別方法について学びました。
参加者ははじめに,座学講義でコウモリの捕獲許可申請手続きや捕獲・識別方法について学んだ後,売買川河畔林へ向かい,かすみ網及びハープトラップと呼ばれるコウモリを捕獲するための罠を設置しました。日没後も罠の近くでコウモリをじっと待ち,コウモリが捕獲されると,講師の指導のもと罠からコウモリを外し種別の観察や計測を行ってから放獣しました。
参加者からは「網の設置から同定,計測まで一連の流れで実施でき良かった。」「参加者同士の交流ができ非常に良い機会となった。」といった感想が寄せられました。