ニュース

令和5年度 「酪農基礎セミナー」を開催しました

7月28日,とかちプラザの視聴覚室において令和5年度「酪農基礎セミナー」を開催しました。

このセミナーは,翌日開催の帯広畜産大学オープンキャンパスに参加予定の高校生を対象にして,今回初めて企画されたものです。地元の帯広市内をはじめ道内,道外,遠くは沖縄の高校から,高校生22名とその保護者の方々に参加していただきました。

開会挨拶:仙北谷副学長

帯広畜産大学の魅力もPR

「草を食べて,ミルクをつくる乳牛のひみつ」をテーマに,帯広畜産大学 草場信之准教授が講師を務めました。乳牛がヒトが利用できない草を食べて牛乳を生産する過程について,植物の細胞構造や繊維成分の違い,牛の4つある胃の構造と機能,第一胃内の微生物と消化のしくみ,反芻,摂取した飼料から牛乳が作られる過程等について,詳しくわかりやすく説明していただきました。

セミナー終了後に参加者に記載していただいたアンケートから感想の一部を紹介します。

・畜産についてほぼ無知な私でも理解できるようにかみくだいて説明していただいたので,とてもおもしろく,また,わかりやすかったです!! 高校で習う生物(アセチルCoAや,クエン酸回路など)が出てきて,親近感を覚えましたが,まだまだ理解が及ばず,勉強のやる気スイッチが入りましたっ!! 帯広畜産大学に入学できるように頑張ります!!
・とてもわかりやすいセミナーで,乳牛についてよく理解することができました。来年受験生なので,来年もぜひこのようなセミナーを開催していただきたいと思いました。
・正しい知識と新たな興味を持つことができました。今日はありがとうございました。
・乳牛に関して消化の仕組みから健康状態の見分け方まで知ることができてとても良かったです。

セミナー会場の様子

高校生からの質問に答える草場准教授