グローバルアグロメディシン研究センターでは,国際共同研究推進のための大学院生派遣プログラムを実施しています。本プログラムでは,米国コーネル大学または米国ウィスコンシン大学,スイス国ベルン大学に学生を派遣し,本学との間で行われている国際共同研究に参画することにより,世界トップレベルの研究機関における研究活動の機会を提供しています。
2025年11月から約6週間ベルン大学獣医学部に派遣された梅村芽衣さん(共同獣医学課程6年)と,2026年3月から約2カ月間ウィスコンシン大学マディソン校に派遣された山家千尋さん(博士後期課程2年)による帰国報告会が,7月8日(水)に行われました。
福田センター長による挨拶の後,ベルン大学の病理学研究室に派遣された梅村さんによる報告が行われました。前半では,ポリクリのローテーションに参加したこと,多種多様な動物の病理解剖を行い切片を作製しディスカッションを重ねたこと,現地の学生の意識の高さや,ベルン大学で働く職員の数が多く分業化が進んでいるなど,現地での活動内容と本学との違いを感じた点について発表がありました。後半では,休日の近郊酪農家の牛舎見学や,現地学生との交流の様子について,写真とともに発表がありました。
続いて,ウィスコンシン大学マディソン校へ派遣された山家さんによる報告が行われました。山家さんは「新規メタン低減剤の開発」に関する研究に取り組んでおり,ウシ反芻胃内でのメタン低減が期待される物質を用いてin vitro培養試験を行い,その特性を評価しています。培養試験を行うために必要な米国J-1ビザ取得に苦労したお話に始まり,現地ではガス計測装置を用いた培養手法のノウハウを学び,帰国後に再測定した結果,ばらつきが小さく精度の高いデータが得られるようになったことなど,実際のデータとともに発表がありました。発表の後半では,現地の食事や,現地学生・留学生・本学から渡航していた教員との交流の様子について,写真とともに紹介がありました。
質疑応答では,参加者から,滞在中に困ったところや,現地での食事や生活などに関する幅広い質問が飛び交いました。

