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「令和年度 馬診療技術研修会」を開催しました

8月23日~26日の4日間,帯広畜産大学において「令和6年度 馬診療技術研修会」を開催しました。
本学では,馬を用いた教育・研究・社会貢献事業を実施しています。今年度は公益社団法人 日本馬事協会との共催により,寄生虫管理から急性腹症(疝痛),跛行診断,繁殖・妊娠鑑定,歯科分野まで幅広い内容の研修を実施しました。
北海道内の農業共済組合の獣医師の方々をはじめ,北海道外からの参加もあり,合わせて24名の方が受講されました。

受講者の感想・意見の一部を紹介します。

・すぐに臨床現場で取り入れられるような知識,技術を多く学ぶことができる講習だった。
・馬初心者なのでとても勉強になった。馬の診療に対する身構える気持ちが軽減した。入門編を求める参加者と知識,技術のアップデートを求める参加者が入り乱れているので,内容が難しい部分もあった。参加者の交流も含め貴重な経験になりました。今まで治療できなかった馬が治療できるかもと思います。
・幅広い分野に関して基本的な知識を身につけることができたと感じる。今後,馬の症例にあたった際も以前より自信をもって対応できると思う。
・講義内容は現場で必要な知識で今後の役に立つものと思う。新しい知見,貴重な映像,おすすめの試験成績書も教えていただき,今後の勉強の参考になった。正しい知識をもってしっかり診断すること,そのために必要な検査(エコーやレントゲン)が非常に役立つ。このことを学べたことは意義があったと思う。

座学講義の様子

講師による削蹄

骨格標本を使い歯の構造について説明

歯科診療の実習

人工授精の演習

直腸検査・超音波検査の実習