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「人への伝えナッジについて学ぶ~」を開催しました

1月16日に,帯広畜産大学にて「人への伝え方~ナッジについて学ぶ」を開催しました。

本講習会は「野生生物保全管理技術養成事業」の一環として,強制的に行動を促すのではなく,望ましい行動をそっと後押しする行動デザイン手法「ナッジ」について学び,協働による野生生物と人との軋轢の軽減,解消を推進することを目的に北海道行動デザインチーム(HoBiT)代表倉野健人氏,美谷明寛氏を講師にお招きし,13名が受講しました。

始めに基礎編として,座学でナッジの概要やどのようにナッジの組み立てを行っていくかについて学んだ後に,応用編として「エゾリスの餌付け防止」をテーマに,グループ毎にワークショップを行いました。
受講生は身近なエゾリスの餌付け問題について,どうしたら強制的ではなく,餌付けを止めるよう促すことができるのか,それぞれ意見を出し合いながら議論してナッジの設計を行い,ナッジの組み立て方について実践的に学びを深めました。

受講生からは「『ナッジ』という言葉は知っていたが,考え方や組み立て方を知ることができ,とても勉強になった。」「ワークショップで多様な視点や考え方に触れることができ,多くの学びがあった。」と感想が寄せられました。

座学講義の様子
ワークショップで議論する受講生
グループ発表の様子