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令和年度「酪農生産衛生技術研修」を開催しました

7月21日(火)~23日(木)の3日間,帯広畜産大学において令和8年度「酪農生産衛生技術研修」を開催し,8名が受講しました。

本研修は,酪農生産現場における技術・経営指導者の育成を図るため,酪農場における課題発見から改善までの手法を学び,持続的な酪農経営のサポートに必要なスキルを習得することを目的として,本学教員を中心とした講師陣で開催しています。

1日目は,午前に泌乳生理および正しい搾乳方法・搾乳衛生について学び,搾乳システムの全体構成と搾乳に伴う乳房炎について座学で学びました。午後は乳房炎をコントロールするために発生要因やその対策を学んだ後,本学畜産フィールド科学センターのミルキングパーラーへ移動し,農場サーベイの具体的な手順を確認しました。搾乳作業の見学に加え,牛舎の視察を通じて,搾乳設備や飼養管理について理解を深めました。

2日目は,乳房炎治療に関する考え方について学び,治療方針や管理方法への理解を深めました。また,アニマルウェルフェアについて様々な調査結果や事例に基づく講義を受け,乳牛の健康と福祉に配慮した飼養管理の重要性について学びました。さらに,乳牛用飼料や牧草,栄養設計の基礎に関する講義を受講したほか,繁殖管理や胚移植技術,子宮疾患および繁殖成績低下の要因等,酪農における生産性向上に必要な知識を習得しました。

3日目は,酪農経営の特徴や飼料価格高騰対策の考え方,経営診断の手法について学びました。また,乳牛における蹄病の発生要因や予防・対策について理解を深め,適切な飼養管理による疾病予防の重要性についても学びました。研修の最後には,株式会社清流酪農サービス 代表取締役 海田佳宏 氏を講師としてお迎えし,乳量・乳成分の分析および乳検データを用いた評価・活用方法等を,実際の改善事例を交えてご講義いただきました。

受講生からは,「様々な角度から酪農を見直すきっかけになった。」「仕事で考えないといけない内容でも学ぶ機会が中々無いものが多く,勉強になり刺激になった。」「色々な分野の詳しい話を聞くことができて有意義でした。」等の感想が寄せられました。


ヘリングボーンパーラーで搾乳を見学


牛舎にて説明を受ける様子