6月18日に,帯広畜産大学にてサンショウウオ類捕獲技術講習会を開催しました。
本講習会は「野生生物保全管理技術養成事業」の一環として,開発事業等において野生動物の保全対策に携わる方の技術向上を目的としています。NPO法人環境把握推進ネットワーク‐PEG 照井 滋晴 代表を講師に,15名の参加者がサンショウウオ類の特徴や調査・捕獲方法について学びました。
参加者ははじめに,座学講義を通して日本に生息するサンショウウオ類の種類や特徴について学びました。北海道に生息する2種のサンショウウオについてその特徴や分布の差を詳しく解説いただき,複数の捕獲手法について,それぞれの特徴や選択方法,および捕獲率を高める工夫などについてご説明いただきました。
次に実習では,サンショウウオ類の捕獲用トラップの設置方法について説明を受けました。身近な量販店で入手可能な物品を活用した安価なトラップの作成方法や設置時のポイントも交えてご説明をいただきました。その後,参加者は大学周辺の河畔林に移動し,複数のグループに分かれてトラップの設置を行いました。設置後は講師が各グループのトラップを順に確認し,設置場所や設置方法について助言を行いました。参加者は実務を想定した指導を通して,業務において実践可能な知識と技術を身に付ける機会となりました。
参加者からは「改めて北海道に生息するサンショウウオについて知る貴重な機会になりました。」「これまでトラップについては全て書籍からの知識で,漠然としたイメージしかありませんでしたが,実際に手に取って埋め込んだり,その際の注意点等を色々と教えて頂けたので大変有意義な体験でした。」といった感想が寄せられました。
帯広畜産大学野生生物保全管理技術養成事業では,今後も野生動物の保全管理事業や調査業務に携わる担当者の技術向上を目的とした講習会を実施していきます。
※本講習会終了後は,トラップを回収して原状復帰しており,サンショウウオ類の捕獲は実施しておりません。


