若手奨励賞を受賞
令和7年度文部科学大臣優秀教職員表彰式(令和8年1月20日:東京大学)において、若手奨励賞を受賞しました。
文部科学大臣優秀教職員表彰は、学校教育における教育実践において顕著な成果を上げた教職員を表彰する制度です。若手奨励賞は、そのうち教職員経験10年未満の教職員の中から、特に優れた成果を上げた者に授与されます。
受賞について
農業クラブ活動の推進や、担当班が農業クラブ全国大会(プロジェクト発表会)で入賞したことが一つです。また、JICA北海道教師海外研修への参加と国際理解教育の実践、前任校でのICT教育の推進、カリキュラム・マネジメントの取り組み、そして文部科学省「高校DX加速化推進事業」の採択を受けたスマート農業の実践なども評価していただきました。

受賞を知ったときの気持ち
職場や地域の方々の協力があってこその成果だと感じました。私よりも専門性の高い先生方も多くいらっしゃいますので、これからも学び続け、その学びを生徒に還元していきたいと思います。
学生時代の思い出
帯広畜産大学と国際協力機構(JICA)の連携事業に短期隊員として参加し、南米パラグアイで家畜飼養技術の支援活動を行ったことです。1カ月という短い期間でしたが、酪農家の搾乳作業の見学やインタビューを行い、技術的支援にも携わりました。
当時は自分の経験不足もあり、十分な支援ができたとは言えません。しかし、現地の酪農家の仕事への想いや人生観に触れ、産業面だけでなく人としての価値観を学ぶ機会になりました。この経験が、今の国際理解教育への取り組みにつながっています。
教育活動で大切にしていること
自分自身も未熟であるという前提に立ち、生徒と一緒に学び、経験する姿勢を大切にしています。
農業高校では「課題研究」などプロジェクト型学習を指導しますが、計画・実行・評価・改善というPDCAサイクルを重視しています。研究結果を論理的に判断する力は、大学時代のゼミ研究で培われました。
また、JICA連携事業で学んだ国際的な視点は、教員3年目での教師海外研修参加にもつながり、教育の幅を広げる原点になっています。
後輩になるあなたへ
大学で過ごす時間は、社会人になってからその貴重さを実感します。講義だけでなく、サークルやゼミ、アルバイト、連携事業など、さまざまなことに挑戦してほしいと思います。卒業から10年が経った今、当時の経験が巡り巡って生きていると感じています。
北海道更別農業高等学校
北海道河西郡更別村更別95
https://www.sarabetsunougyou.hokkaido-c.ed.jp/
北海道更別農業高等学校は、北海道河西郡更別村に所在する農業高校で、地域の基幹産業である農業を担う人材の育成を目的としています。畜産や作物栽培などの専門的な知識・技術の習得に加え、「課題研究」などのプロジェクト型学習を通じて、主体的に考え行動する力を養う教育が行われています。
また、地域と連携した実践的な学びや、国際交流・海外研修などにも積極的に取り組んでおり、幅広い視野を持った農業人材の育成を目指しています。
所属や肩書はインタビュー当時のものです。