新入生の皆さんへ

谷田部 匠 Yatabe Takumi

共同獣医学課程3年

新入生の皆さんご入学おめでとうございます。

ここ帯広畜産大学で新しい生活を始める皆さんに、少しばかりですが自分の考える「畜大生である」ことの魅力を伝えられたらと思い筆を執らせていただきました。

この大学は畜産、そして獣医学を学ぶ上でとても素晴らしい環境にあります。北海道の中でも農畜産業に精通している地域で、実際に牛や馬と関わることが出来るサークル、豚の世話をして食肉に加工する授業や、牛の分娩を観察する授業など、頭だけでなく体に経験として蓄積される学びをこの大学では1年生のうちから得ることが出来ます。また、2年生になると生理学や解剖学、薬理学などの専門分野の授業が始まり、より深く知識の面からも生物と関わる機会が増えていきます。

自分が2年間この大学に通って感じていることは、自分から求めていけば様々な経験を得ることが出来る環境があるということです。自分は学生会という、いわば高校までの生徒会のような組織に所属しており、そこで獣医学課程の欧州国際認証に向けたカリキュラムの改善に関わったり、学科内の会議に出席したりと大きな経験をしています。また、アルバイトでも、農家さんの手伝いでイモの収穫や小豆畑に生えたイモの除去をしたり、搾乳や市場での牛引きなどの実際の現場でのアルバイトをしたりと、学業以外にも多くの経験を得る機会がたくさんあります。これら農家バイトと呼ばれるバイトは畜大生に優先的に募集がかかることが多く、この大学にいるからこそ経験できることの一つだと思います。

6年間という長い期間ではありますが、今後皆さんが畜大で多くの経験をし、そして楽しい学生生活が送れることを祈っています。

掲載日: 2020年4月