新入生の皆さんへ

酒井 駿太郎

Sakai Syuntarou

畜産科学課程2年

帯広畜産大学の一員となった前途有望な皆さんは,慣れない新生活にも高揚感を覚えていることと思います。社会人に向けての大きな一歩を踏み出す,そんな新入生の門出を祝う帯広の春は,まだ少し寒く感じるのではないでしょうか。

大学生生活は誰もが初めての経験です。サークルや仲間と過ごす時間の楽しさ,講義や勉学の忙しさに一年があっという間に過ぎていくでしょう。特にサークルは,帯広の大自然と大自然が生み出す楽しさを凝縮しているものが多く,間違いなく皆さんを虜にすると思います。

そんな毎日に,この大学を目指した理由や持って入った夢を忘れてしまうこともあるかもしれません。皆さんには,ぜひ夢の実現と楽しさの両立を目指してほしいです。
この大学には,皆さんの夢を応援する環境と,先生の方々,そして志を共にする仲間がいます。

1年生の講義と実習は私にとって新しい世界を見せてくれるものばかりでした。実習では豚や牛,馬などたくさんの動物に触れ合い,畑で育てた野菜と加工した豚肉をクラスの仲間と食べる。この濃密な時間は,私に初めて農業を身近に,そして帯広で日々を過ごしていることを実感させてくれるものでした。

新しいことに挑戦するには困難が付きものですが,皆さんにはぜひ新しいこと,興味のあることに手を伸ばし知見を広めてほしいと思います。

新たな学生生活,後悔と失敗に幾度となく直面しますが,そんな出来事もいい思い出と笑える4年後のために,皆さんの1年が勇往邁進なものとなるよう願っています。

所属や肩書はインタビュー当時のものです。

掲載日: 2019年5月