新入生の皆さんへ

坂本 有弥

Sakamoto Yuya

共同獣医学課程2年

この文章を書くにあたり,私は特に獣医についての話をしようかと思います。新2年生が入学後1年を経て書くことなので「アホが何か言うてるわ~」という気持ちで読んで頂けると幸いです。

私は元々,漠然と小動物の獣医になりたくと思い獣医学部を目指しました。しかし入学後,大学施設である馬介在室にて生まれて初めて馬を目にしたとき,こんなに愛くるしい生き物がいるのかと感動したことを今でも覚えています。

また6月に「基礎学術ゼミナール」内での南保先生の講義を聴き,馬繁殖学に強い興味を持ち馬医になることを決意しました。講義終了後,先生に研究活動に参加したいということを志願し,その日から現在に至るまで研究室の皆様のお手伝いとして活動しています。

長期休暇には大動物臨床実習の紹介をして頂いたり,馬繁殖学についてご教授して頂いたりと先生には感謝してもしきれません。また東洋最高レベルの大動物臨床が学べるこの環境に身を置く中で,大学関係者の皆様に感謝しています。

さて,私はこのような1年間を過ごしてきましたが,獣医クラスの先輩方は「1年の内は暇だから遊ぶべきだよ」と助言すると思われます。果たして本当にそうなのでしょうか?夏休みの実習先でお世話になった先生に言われた言葉で私の心に今でも刻まれているものがあります。
「正常が分からなければ異常は分からない」なんてシンプルで簡単なんだろうと私は感動しました。

今,私は馬介在室にて活動しています。職員さん達と毎日の飼養管理や馬の調整運動,また研究室の皆様と診察や研究活動をすることもあります。
獣医に限らずやる気のある新入生をお待ちしております。

所属や肩書はインタビュー当時のものです。

掲載日: 2019年5月