ミルク,乳製品,乳酸菌

真面目な意味で質問します。おっぱいとは何でしょうか。あかちゃんがお母さんの体からもらう飲み物,それともお母さんの乳房。日本語のおっぱいはそのどちらもさしています。英語ではmilkとmammary gland,そのどちらも一言で言い表すような単語はありません。あかちゃんはどうしておっぱいをもらってすくすくと育つのでしょうか。牛のおっぱいを動物園でうまれたキリンのあかちゃんに与えたらうまく育つのだろうか。うまれたばかりの子犬はあんなに小さいのに,おっぱいを飲んでいるだけでどうしてあんなに早く育つのだろうか。そういった疑問は,おっぱいの成分をよく理解することから解かれます。人間は乳首が二つあって,そこにあかちゃんが吸い付くとおっぱいがでてきます。一方でハリモグラには乳首はありませんが,汗腺のような無数の小さなあなからおっぱいがでてきて,乳仔がなめるように授乳します。ヒトとハリモグラのそのどちらも乳腺には違いありません。乳腺の祖先はアポクリン腺だと考えられています。アポクリン腺のような小さなあなから,ウシのおっぱいのような乳腺までどのように進化していったのでしょうか。いっしょに考えていきましょう。

この文を書いた人 浦島 匡 教授
所属 研究域/生命・食料科学研究部門/食品科学分野/食品機能学系
関連リンク 酪農化学研究室