小山 耕平 助教 Koyama Kohei

研究テーマ植物のかたちと機能

My Dreamノーベル賞

所属・担当

研究域環境農学研究部門/環境生態学分野/環境生態学系
学部(主な担当ユニット)環境生態学ユニット
研究分野 植物生態学、とくに植物生理生態学
キーワード アロメトリー, スケーリング理論, 植物生理生態学

研究紹介

私たち動物の体は、手足や頭など形や役割がそれぞれ異なる器官が集まって出来ています。これとは対照的に、植物の体は、例えば窓の外の木を見ると分かるように、てっぺんから根元まで、どこを見ても枝葉が集まって出来ています。つまり、植物は似たような構造の繰り返しです。だから、昆虫の脚は普通6本と決まっていますが、植物の枝や葉の数は決まっていません。つまり、植物の体は多数の枝葉が集まって1つの村のようになっているのです。さらには、森林全体の光合成も1枚1枚の葉の光合成が合わさった結果です。このような「枝葉の集団としての植物や森林」を取り扱うのに必要な理論(スケーリング理論、アロメトリーの理論)を研究しています。

さて、生物の個体や器官のサイズを多数の標本について調べてみると、「多数の小さなもの」と「少数の大きなもの」および「ごく少数の非常に大きなもの」が観察されることがよくあります。このようなデータの特徴を対数正規分布(たいすう せいきぶんぷ)といいます。樹木の今年伸びた枝の部分の大きさも、多数の小さな枝とごく少数の非常に大きな枝が存在する対数正規分布で近似されます。このような分布が出現するしくみを、樹木の形から解明しようとしています。樹木の一部分である枝は、樹木全体とよく似た形をしています。このように、一部分が全体と同じような形になる図形をフラクタルといいます。この形と対数正規分布の関係を調べています。

枝の分岐と成長における規則性、葉の集団の成長における規則性

現在取り組んでいる研究テーマ一覧

  • 樹木における末端枝の太さ-フラクタルと対数正規分布をつなぐ
  • 植物成長と結晶成長にみられる動的スケーリング則の類似性
所属学会 日本生態学会
学位 博士(農学)
資格 中国語検定試験3級
自己紹介

数学と中国語が好きです。有効期限が切れましたが、中国語のTOEFLに相当する大学正規過程入学語学資格(HSK)の取得経験があります。学生時代に1年間休学して農家に住み込みで農業研修生をしました。スポーツが苦手な私は勉強で社会に貢献します。

居室のある建物総合研究棟2号館
部屋番号206号室
メールアドレス koyama atmark obihiro.ac.jp

卒業研究として指導可能なテーマ

植物に関することなら何でもテーマになりますので、まずは相談してください。

☆これまでの卒業研究のテーマ☆

  • アキタブキの葉の立体構造とその可塑性
  • 葉脈における側脈の規則性
  • ヤマグワの葉の立体形状と切れ込みの適応的意義
  • ハルニレ葉身内のゴール(虫こぶ)形成における適応戦略

メッセージ

卒論は野外観察から出発します。そのあと、観察した現象をデータにする手法を教えます。丁寧に教えますので、安心して来てください。昆虫や動物との相互作用(虫喰い、果実散布や種子散布など)もできますが、その場合も主に観察するのは植物になります。ところで、生態調査はブヨ・蚊に刺されますので覚悟してください。

学生の皆さんへ:
遊ぶときに遊び、休むときはしっかり休んでください。
すると、将来はたらける人になると思います。