川本 恵子

教授

Keiko Kawamoto

研究テーマ

1) 病原微生物学:炭疽、リステリア、サルモネラ、病原性大腸菌、カンピロバクターなど、病原因子の解析、ストレス応答、疫学調査など
2) 感染免疫学:病原体の宿主免疫応答の解析、ワクチン開発
3) アレルギー学:アトピー性皮膚炎やぜんそくなどアレルギー疾患の病態・病因解析
4)食品衛生学:食品衛生で問題となる病原体の疫学調査、検出法開発など
5) 動物感染症の検査診断

所属・担当

グローバルアグロメディシン研究センター/獣医学研究部門

研究域獣医学研究部門/基礎獣医学分野/応用獣医学系

獣医学教育国際認証推進室/スタッフ

動物医療センター/産業動物診療科

学部(主な担当ユニット)

獣医学ユニット

大学院(主な担当専攻・コース)

獣医学専攻

研究分野 病原細菌学, 感染免疫学, アレルギー学, 食品衛生学
キーワード 微生物, 細菌, 食品衛生, アレルギー, 動物衛生, 人獣共通感染症

研究紹介

微生物や免疫をキーワードに基礎から応用まで様々な研究に携わってきました。

細菌は、乾燥、高塩濃度、飢餓などのストレスに曝されると、生きてはいるが培養できない(viable but non-culturable, VBNC)状態に移行します。この状態になると、通常の培地では増殖しなくなるためコロニーを形成しません。検体中には生きた細菌は存在しないように見えます。写真「VBNC状態のサルモネラのコロニー数の変化と生存率」参照。しかし、実は高い生存率を維持しており、ひとたび動物やヒトの体内に侵入すると、このような「休眠」状態から回復して病原性を発揮します。VBNC菌は通常の衛生検査では検出できないので、このような状態の菌による食品の汚染は食品衛生上、公衆衛生上問題となります。これまでにサルモネラ菌のVBNC移行のメカニズムや休眠からの蘇生を促す因子を発見しました。病原菌のVBNC状態や休眠状態からの蘇生のメカニズム明らかにして、細菌のストレス応答機構の理解を深め、VBNC菌検出の技術開発に応用し、食品衛生検査体制の向上にも貢献したいと考えています。

その他に、インフラの乏しい環境でも応用できる動物感染症やバイオテロ細菌の迅速診断法や低コストのワクチン開発、免疫異常のある動物や人が感染した場合の免疫応答を調べ、そこから病気の原因を探る研究をしています。

サルモネラ菌のVBNC状態

現在取り組んでいる研究テーマ一覧

  • 病原微生物学:炭疽、リステリア、サルモネラ、病原性大腸菌、カンピロバクターなど、病原因子の解析、ストレス応答、疫学調査など
  • 感染免疫学:病原体の宿主免疫応答の解析、ワクチン開発
  • アレルギー学:アトピー性皮膚炎やぜんそくなどアレルギー疾患の病態・病因解析
  • 食品衛生学:食品衛生で問題となる病原体の疫学調査、検出法開発など
    動物感染症の検査診断
関連産業分野 獣医, 医薬, 食品衛生, 機能性食品分野
所属学会 日本獣医学会, 日本細菌学会
Editorial Board
  • Japanese Journal of Veterinary Research: 2012-present
学位 博士(獣医学)
資格 獣医師
自己紹介

はじめまして。これまで食品衛生や動物感染症の診断方法の開発、感染時の免疫反応など、動物や人を病気にする微生物について研究してきました。自然と近い十勝での生活が気に入っています。趣味はチェロと乗馬、料理です。よろしくお願いいたします。

居室のある建物総合研究棟4号館
メールアドレス kkeiko atmark obihiro.ac.jp

卒業研究として指導可能なテーマ

上記病原体の病原性や宿主免疫メカニズムの解明、検査診断法の開発など希望する学生の興味や関心を聞いて、研究テーマを決めていきます。