畜産フィールド科学センターにおいて、令和2年度馬繁殖研修を2020年8月19日~20日に開催しました。
帯広畜産大学では、馬を用いた教育・研究・社会貢献事業を実施していますが、今年度から新たに社会人教育の一環として産業動物臨床獣医師を対象とした「馬繁殖研修」を開催しました。
また、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、今年度はWeb配信による講義・実習としました。Web講義により受精卵移植や人工授精の手法について説明した後、産業動物臨床棟での受精卵の回収、馬介在室の圃場での人工授精の様子を、実習として直接受講生の皆様に配信しました。途中、一部画像が乱れるなどのトラブルもありましたが、できるだけon siteによる研修に近い形で実施することができました。
今回は、はじめてのWeb研修のため募集人員5名で実施しましたが、次年度からは受講者数を増やして開催する予定です。受講生からは、「リアルタイムで質疑応答が出来て良かった。」、「もう少し回収卵の画像が見たかった。」 などの意見が寄せられました。今後、実施方法や内容の改善を図り、本研修を継続して行います。
撮影しながら解説する南保教授の様子(2020.08.20)