皆さんは,モモンガの橋というものをご存知でしょうか.
橋といっても,道路の両脇に立てられた高さ14メートルの2本の鉄柱のことで,エゾモモンガはこの鉄柱にのぼって反対側へと滑空します.
 もともと林の木々の間を渡って暮らしていたエゾモモンガ.しかし,時代の波とともに自動車道が建設されることとなり,大切な林も分断されてしまいました.
 このような現状の中で少しでも生物たちの生息場所を確保しようと、柳川先生が帯広開発建設部と相談・協力し、その結果,世界初のエゾモモンガのための橋の建設が行なわれました.
 2本の鉄柱には,登りやすいようにカラマツの樹木を張り付けており,また,滑空しやすいように上部にはジャンプ台も備え付けてあります.
 エゾモモンガたちは,写真のように柱を登って道路の反対側に移ります.
 もしも天候が崩れたり,強風などが起こったときには,モモンガたちは鉄柱を使わず,その下にあるトンネルを使って反対側に移ります.
 このトンネルも,林から反対側の林へモモンガが渡りやすいように,木で作った橋が設置されています.
右の写真は,トンネル内の木の橋を使っているモモンガの写真.
飛び跳ねるような移動(ギャロップ)をする時,それはここがモモンガにとって安心して利用できる場所であることを示しているそうです.