帯広畜産大学の取り組み

畜大と馬、そして専門人材養成について

 帯広畜産大学は、1941(昭和16)年に前身である帯広高等獣医学校として、軍馬(軍隊で利用する馬)の一大産地であった北海道十勝の地に、軍馬の生産や利用に従事する獣医師の養成を目的として設置されました。戦後は、軍馬や産業動物としての馬需要が小さくなるにつれて、本学の教育研究の中心は馬から牛へ、その他の実験動物へと移っていきました。そうした中でも本学における馬の教育研究の伝統は小規模ながらも脈々と受け継がれてきました。また、長年取り組んでいる障がい者乗馬や馬術部の活躍等を通じて、学生と馬との強い絆が持続しており、この十勝帯広の豊かなフィールドを最大限に活かした実学教育による馬の専門的知識を持った人材を多く輩出し、日本の馬産業や行政機関で活躍しています。

 帯広畜産大学は、大学創設時の使命であった「馬に係わる教育研究」を再評価するとともに、馬を通じた地域への社会貢献を充実するため、平成25年度から学長主導の「ちくだい馬プロジェクト」が開始しました。平成26年6月には「馬介在活動室」を設置して、学内の馬の飼養管理、馬を通じた教育研究、社会貢献の業務を一元化して推進することになりました。