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10.7 インクリメント演算子

インクリメント演算子は,ある変数の値を1だけ増やしたり減らしたりし ます。変数をインクリメントする(1だけ増やす)ための演算子は`++'と書 きます。この演算子は,その値を参照する前または後に変数をインクリメントす るために使用できます。

たとえば,変数xを参照する前にインクリメントするには,++x と書きます。これは,xに1を加え,その後で式の結果としてxの新し い値を返します。これは,式x = x + 1と全く同じです。

変数xを参照後にインクリメントするためには,x++と書く ことになります。これは変数xに1を加えますが,xをインクリメン トする前の値を返します。たとえば,もしxが2に等しいならば,式 x++の結果は2であり,xの新しい値は3です。

行列またはベクトルを引数にすると,インクリメントおよびデクリメント(1だけ 減らす)は,オペランドの各々の要素に対して作用します。

すべてのインクリメントおよびデクリメント式のリストを示します。

++x

この式は,変数xをインクリメントします。この式の値は,x新しい値です。これは,x = x + 1と等価です。

--x

この式は,変数xをデクリメントします。この式の値は,x新しい値です。これは,x = x - 1と等価です。

x++

この式は,変数xをインクリメントします。この式の値は,x元の値です。

x--

この式は,変数xをデクリメントします。この式の値は,x元の値です。

インデックス式をインクリメントすることは,現在のところ可能ではありませ ん。たとえば,式v(4)++は,ベクトルvの4番めの要素を インクリメントすることを期待するでしょう。しかし,かわりにパースエラー を起こします。この問題は,Octaveの将来のリリースにおいて修正されるで しょう。


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